中村カンナ、SNS発話題作『教育番組』中編アニメ化と節目への思いを語る

声優

――撮影の様子はいかがでしたか?

「距離感が難しかったですね。タマとは何回か会ったことがあって、パウルを通してなのか分からないんですけど、私の方がスカッピーより気を許してくれている感じはあったんです。だからずっとこっちに視線が向いていて、だんだん近づいてきて......『タマだな』って思いました」

――撮影では、スカパー!が2026年に30周年を迎えることについての質問もありましたが、中村さんご自身は何か節目を意識されていますか?

「そうですね。今、声優になって経歴が7年なので、私が意識しているのは、あと3年で10年になるという節目です。最近よく考えることが多くて、『自分にしかできない表現』みたいなものを、あと3年で確立させたいなっていう、真面目な感じで意識しています」

――7年間声優を続けてこられる上でのモチベーションや、乗り越えてきた壁などはありますか?

「声優の仕事は、ずっとオーディションを受け続ける世界で、何百人って受けている中で1位にならないとお仕事がもらえないんです。だからモチベーションの保ち方を常に模索しないと、だんだんタマみたいに心が揺いでしまう。目の前の仕事をコツコツ楽しんでやること、どこかに面白さを見出すこと。そうすれば、聞いている側も制作サイドも『この人、楽しんでやってるな』という印象を持ってもらえると思います。それが私らしさかなと思って、とにかく目の前のことを楽しむことを第一に頑張っています」

――最後に、この中編アニメの魅力と、作品のファンに向けたメッセージをお願いします

「今までは数十秒で終わる内容が続いていた『教育番組』ですが、今回はしっかりとしたストーリーになっていて、いつもとは違う雰囲気になっています。これまで登場してきたキャラクターもたくさん出てきますし、それぞれの深掘りが改めてされているなと、中編アニメですごく感じました。さらに、『これから教育番組はどうなっていくんだろう』という含みも感じられる内容になっているので、今後の『教育番組』が期待されるようなつながりになっていると思います。これからも『教育番組』の応援、よろしくお願いします」

文=HOMINIS編集部

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作品情報

「教育番組」公式サイト
https://kyoiku-tv.com/about/

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