小野大輔がライブツアー「DREAM Journey」最終公演でファンを魅了

人気アニメでメインキャラクターを多数演じている声優・小野大輔。アーティスト活動10周年を迎えた今年、彼の初となるワンマンライブツアー、小野大輔 LIVE TOUR 2018「DREAM Journey」が名古屋、大阪、そして小野の故郷・高知、東京の全国4ヶ所で開催された。今回はツアーファイナル公演となる、8月12日に東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナで行われたライブの模様をレポートする。

「DREAM Journey」のタイトルが示すように、「旅」をテーマとした今回のツアー。会場に集まったファンを"DREAM Journey鉄道にご乗車のお客様"として迎えるこのライブでは、開演前のアナウンスも「DREAM Journey鉄道の車掌から、ご乗車の皆様へのお知らせ」というスタイルで行われた。アナウンス終了後も、クラシックの名曲と共に蒸気機関車の走行音が場内に流れるという、穏やかなムードの中で、ファンたちはステージの開幕までの時間をゆったりと過ごしていた。

そして、場内の明かりが落とされ、小野によるライブ開幕のアナウンスが流れると、ステージには小野が「チームD」と呼ぶダンサーチームと、「バンドD」と命名されたバンドのメンバーたちが登場。最後に、グレーのグレンチェックのロングジャケットスーツに黒いシャツ&蝶ネクタイ姿で、片手には旅行トランクを持った小野が姿を現すと、満員の客席からは一斉に大きな歓声が上がる。ステージ上のメンバー全員で観客にあいさつをすると、4月18日にリリースした最新アルバムのリードナンバー「STARTRAIN」からライブはスタート。ダンサーたちとのコミカル&キュートなダンスで熱くなった会場を冷ますかのように、2曲目の「Magic World」ではクールなサウンドに乗せ、セクシーなボーカルとダンスを披露。曲の最後のジャケットをはだけるポーズでは、会場から歓喜の悲鳴があちこちから聞こえた。

「Can't Go Back」「Mission D」「Brighten up」と"オトナの小野大輔"を堪能できるナンバーが続いた後、ステージに現れたのはベッドに乗った動物の着ぐるみダンサーたち。小野も動物たちとベッドに座って「↑↑NIGHT SAFARI」を歌いながら、キュートなダンスを披露する。曲の最後には、あくびをしながらベッドに潜る小野だったが、会場内にオルゴールの音色が響く中、いつのまにかステージ後方から登場。スプーンを手に「ここは、どこだ?」と言いながら、ベッドで眠る"自分"にそっと近づいていく。「お前は、なぜステージで眠れる?」「会場から麻酔を打たれたか」と語り掛けるたびに、場内からは笑いが起こる。「これは俺の夢の中だ。この中ならなんだってできる。そう、キャラクターソングだって歌える」と言うと、客席からは大歓声が。「もうお察しですね」というセリフと共に、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」で小野が演じた古泉一樹のキャラクターソング「まっがーれ↓スペクタクル」を披露。曲の最後には、小野がステージ上でスプーン曲げにチャレンジするも、なかなか曲がらずに苦労している様子。

そんな中、ステージ上には黒と赤のミニドレスに身を包んだ女性が突然、姿を現した。彼女が発した「ここは、どこ?」という澄んだ美声で、その人が「涼宮ハルヒの憂鬱」で長門有希を演じた声優・茅原実里だと分かると、会場中から今日一番の歓声が沸き上がる。小野の夢の中に迷い込んだという設定でステージに登場した茅原に、小野が「さっき『まっがーれ↓』を歌ったから、ハルヒに関係した人を呼んじゃったのかも」と告げると、戸惑いながら「さっきまで席で応援していた私は?」と答える茅原。そんな彼女に「寝てるね」と小野が言い放つと、会場からは大きな笑いが起った。そして、ツアー千秋楽のゲストとして正式に紹介された茅原と共に、2人が2014年に開催されたイベント「ランティス祭り」でもデュエットした「叱咤純愛1,chu,3!!」を披露。パワフルな歌声とダンスで会場の心を1つにした2人。「跪いて誓うのよ」の歌詞に合わせ、小野が茅原にひざまずくと、会場から一層大きな歓声が上がった。

その後、白いロングシャツとパンツに着替えた小野は「月夜の円舞曲」「オリオンの夜」と、しっとりとしたバラードを艶やかな声で歌い上げる。続いてのラテンナンバー「ROSA ~Blue Ocean~」のメロディが流れる中、「さあ、ここからはダンスパートの始まりだ!」と小野が叫ぶと、会場も一気にヒートアップ。「supernova」「熱烈ANSWER」「DELIGHT」とアップテンポなダンストラックを連発。続く「Dancin' Groovers」では、恒例となった会場とのコール&レスポンスを行い、小野と会場だけでなくバンドメンバーとのやり取りも。そして、ラストの「Endless happy world」では、会場中のファンへの感謝の気持ちを込め、歌詞をかみしめるように歌う小野。最後はステージ後方にあるハート型のスクリーンに花火が上がり、フィナーレを飾った。

アンコール明け、小野はツアーTシャツと黒のスリムジーンズ姿で登場。メロウなポップソング「花火」を会場中に語り掛けるように歌った。続いて「Shinin' Days」「ヒーロー」を熱唱した後、小野はステージ上でダンサーたちと手をつなぎ、マイクなしの肉声で「本当に、本当に、本当に、本当にありがとうございました!」と、仲間たちと共に深々とお辞儀。その思いに応えるように、会場中からの拍手と共に「ありがとう」の声が沸き上がった。そんな温かな雰囲気の中で「まだ旅したいね。もうちょっと続けたいよね」との小野の言葉に、バンドメンバーがスタンバイ。そして、本当に最後の曲となる「だいすき」がスタート。小野とダンサー、そして会場が一体になってのステージが繰り広げられ、最後は会場全員でジャンプを決めて、小野のファーストソロツアーが幕を下ろした。

雲で「DREAM Journey」と描かれた青空と線路がステージ上のモニターに映し出される中、バンドメンバーとダンサーたちを見送り、1人ステージに残った小野。オープニングで身に着けていたロングジャケットとトランクを手にステージを後にしようとする前に、最後にもう一度、客席に向かってお辞儀をする彼に、ファンからは暖かい拍手が送られた。モニターにも「この旅を忘れない。ありがとう!」の言葉と共に小野のサインが新たに映し出され、DREAM Journey鉄道も終着駅へ到着。次なる旅では、さらにアーティストとして成長した小野に出会えるはずだ。

文=中村実香

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放送情報

小野大輔 LIVE TOUR 2018 「DREAM Journey」ライブ&インタビュー スペシャル
放送日時:2018年10月8日(月)21:00~
チャンネル:BSスカパー!

M-ON! LIVE 小野大輔 「小野大輔 LIVE TOUR 2018 「DREAM Journey」」
放送日時:2018年10月29日(月)22:30~
チャンネル:MUSIC ON! TV(エムオン!)

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