"マナ"という能力を持つ貴族のための養成校に通いながら、マナを持たない特異な少女・メリダ=アンジェルと、その才能を見出すため家庭教師として派遣され、無才ならば暗殺する任務を負った主人公・クーファ=ヴァンピール。2人が裏の任務や、それぞれの運命と対峙していくTVアニメ「アサシンズプライド」が、10月10日(木)よりAT-Xほかで放送される。
それに先駆け、本作の先行上映会が9月22日、TOHOシネマズ日本橋で開催。第1話上映後、クーファ役の小野友樹、メリダ役の楠木ともり、メリダの従姉妹でマナ能力者・エリーゼ=アンジェル役の石川由依、エリーゼの家庭教師・ロゼッティ=プリケット役の薮内満里奈が登壇してのトークショーが行われた。
暗殺者"アサシン"から声優陣を守る2人のSP"リッキー"と"レオ"と共に、レプリカの剣を手にした小野と楠木、そして石川、薮内が登場すると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。第1話上映の感想を聞かれると、小野は「僕らも事前にみんなで見る時間をいただき、その段階からものすごい完成度だったので、やっと皆さんにお届けできて嬉しく思います」と笑顔を見せた。
続いて開口一番、「とにかくかわいくないですか?皆さん!」と会場に問いかけるほど、自身が演じるメリダへの愛をアピールした楠木。「メリダは、どうして13歳の少女にこんな重いものを背負わせてしまったんだっていうくらい、いろいろ抱えている子ですが、それでも負けない強さが1人の女性として尊敬できるし、演じていて非常に楽しいですね」と語った。
石川は「第1話の段階では、みんなにセリフを遮られてしまって、なかなかしゃべらせてもらえないですが、これからどんどんしゃべる場面がでてきます。まだ第1話では、エリーゼの気持ちや立ち位置が分からないと思うので、前半は敵か味方か分からないような感じが醸し出せたらなと思いながら演じました」と演じる上での気持ちを告白した。
薮内は「ロゼッティはとにかく元気で明るい女の子です。家庭教師で、メリダ様とエリーゼ様よりはちょっと年上のお姉さんのポジションになるのかなと思っていたんですが、年上感を感じさせない気さくさや、人懐っこさがある女の子だと思います」と語った。
メリダとして歌うエンディングテーマ「異人たちの時間」について、楠木は「メリダがお母さんとやり取りしている手紙を読んでいるような歌詞で、『歌うというよりは語る感じで、あまりメロディを追おうとしないで』ということだったので、すごく繊細に歌おうと気をつけたので、皆さんにこの雰囲気が伝わったらいいなと思います」と笑顔で答えた。
楽屋で「異人たちの時間」を何度も歌っていたことを暴露された小野は、「もう大好きで! 僕はもともと喉の構造上あまり裏声が出ないタイプなんですけど、冒頭の部分の『ねぇ♪』をひたすら歌っていたら出るようになりました」と吐露して、会場を沸かせた。
最後に小野が「キャスト同士も本当に楽しんで演じさせていただいた上に、スタッフの皆さんともすごく意見交換をしながら、収録を進めさせていただきました。チーム一丸となって作品を作らせていただいている手応えの下、収録は最終話を迎えることができました。最後まで見届けていただければと思いますので、どうぞよろしクーファ!」と、キャラクター名をもじったギャグで、イベントを締めくくった。
文=中村実香
放送情報
アサシンズプライド
放送日時:2019年10月10日(木)23:30~
※毎週(木)23:30~ほか
チャンネル:アニメシアターX(AT-X)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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