「SSSS.GRIDMAN」のその後を朗読劇で描く！OxT、内田真礼、そして広瀬裕也の熱唱も

1993年から1994年にかけて放送された、円谷プロダクション制作の特撮ドラマ「電光超人グリッドマン」を原点としたアニメ「SSSS.GRIDMAN」。同作の出演者が集結したイベント「SSSS.GRIDMAN SHOW 03 REVENGE」が、2021年6月5日に千葉・松戸の森ホール21で開催。主人公・響裕太役の広瀬裕也、その相棒・グリッドマン役の緑川光、そして内海将役の斉藤壮馬、宝多六花役の宮本侑芽、新条アカネ役の上田麗奈、サムライ・キャリバー役の高橋良輔、マックス役の小西克幸、ボラー役の悠木碧、ヴィット役の松風雅也、アンチ・グリッドナイト役の鈴村健一、アレクシス・ケリヴ役の稲田徹、六花ママ役の新谷真弓、なみこ役の三森すずこ、はっす役の鬼頭明里、怪獣少女アノシラス(2代目)役の高橋花林の総勢15名のオールスターキャストが登壇した。

雨宮哲監督書き下ろしによるオリジナル朗読劇「リベンジを果たそう」を皮切りにイベントは幕を開けた。アニメ最終回後を舞台に、アレクシスをハイパーワールドに護送するグリッドマンと新世紀中学生一行、そして動画撮影のために心霊スポットに忍び込んだ、なみことはっすが織りなす物語がスーツアクターたちによるダイナミックなアクションも交えて描かれた。その後、主題歌を担当したオーイシマサヨシ、TOM-H@CKによるユニット・OxTのライブがスタート。OP主題歌「UNION」だけでなく、「電光超人グリッドマン」のED主題歌「もっと君を知れば」のカバーが初披露されるサプライズも。一気に盛り上がった会場をさらに熱くしたのは、広瀬も参加しての「電光超人グリッドマン」OP主題歌となる「夢のヒーロー」。オーイシと広瀬の熱唱による懐かしのメロディーに、場内は熱気に包まれた。

続いて、ステージ上では「力の使い道」と題した朗読劇の後半がスタート。謎の招待状に導かれて集まった、裕太・内海・六花のトリオと、六花ママ、アンチと怪獣少女、そして稲田演じる六花パパ。そこへ現れた招待状の差出人でもあるアカネが、自身が運営するオンラインサロンに彼らを勧誘する中、逃走したアレクシスを追うグリッドマンが現れたことから自体は急転する。実体化したグリッドマンとアカネの呼び掛けに応えて怪獣に変身したアンチとの共闘、そしてアンチと怪獣少女アノシラス(2代目)の関係が描かれるなど、ファン必見の内容が展開した。

朗読劇の余韻が漂うステージに登場したのは「SSSS.GRIDMAN」ED主題歌を担当した内田真礼。TOM-H@CKと共に「youthful beautiful」を、さらにサプライズとして「SSSS.DYNAZENON」ED主題歌「ストロボメモリー」も披露した。続いてオーイシマサヨシも再登場し、OP主題歌「インパーフェクト」を熱唱し、会場を大いに盛り上げた。

第2部では、第1部の登壇者たちによるトークショーが展開。OxT、内田の3人によるアーティスト組とキャスト組3チームが、それぞれテーマに沿った話題に花を咲かせた。「アーティストとして(作品に)関わって感じたこと」というテーマでは、TOM-H@CKが「これは絶対売れる！」と、台本を読み終えたばかりのオーイシに電話で言われたことを明かすと、場内から大きな拍手が沸いた。一方の内田は「Youthful Beautiful」という楽曲に出会ったのが、元気いっぱいという自分のイメージを変えたかった時期だったために、シンプルな衣装でMVを撮影したという裏話を披露した。

続いて、楽屋で「地獄のメンバー」と評されたと松風が明かした、稲田、鈴村、高橋、斉藤、松風によるキャストAチームが登場。「3日くらいずっと語り合いたい」という斉藤の熱い告白から始まったトークは、特撮をこよなく愛する面々たちによる脱線話で白熱した。緑川、新谷、三森、悠木、宮本によるキャストBチームは「この作品を経て変わったこと」というテーマが与えられているにもかかわらず、新谷が「女性陣はどうやったら緑川さんの可愛さに勝てるのか」と切り出すと、キャスト陣は一様に納得の声を上げるなど、緑川を中心としたトークが繰り広げられた。最後となる広瀬、小西、上田、鬼頭、高橋のキャストCチームに与えられたトークテーマは「もう一度演じるなら」。別名で「SSSS.DYNAZENON」のオーディションを受けたという秘話を明かした小西が「(作品間の)つながりを作ってもらえれば」と言うと、鬼頭が「なんとしても出たい！」と出演を熱望した。