「イランは中国戦の成功体験が仇になった」 岩政大樹がアジアカップ準決勝・イラン戦を分析 pt.1【動画あり】

2019年1月28日、サッカー日本代表はAFCアジアカップ2019の準決勝でイラン代表と対戦し、大迫勇也の2ゴールと原口元気のダメ押し弾により3-0で勝利し、見事に決勝進出を果たした。なお、決勝戦(対戦相手:カタール or UAE)は2月1日(金)に行われる。

試合終了直後より、スカパー!で無料生放送・LIVE配信された「スカサカ!ライブ.net ~アジアカップ2019徹底検証~」では、元日本代表DF岩政大樹、サッカーライターの清水英斗の両氏が試合を分析。アジア最強と目され事前予想では日本より評価の高かったイランが敗れた裏側に、準々決勝・中国戦での成功体験があったのではと指摘した。

今大会を12得点無失点で準決勝まで危なげなく勝ち進んできたイラン。アジアでは39戦無敗、FIFAランクもアジア最高位の中東の雄が優位に試合を展開すると予想されたが、結局最後まで日本の守備陣を崩せなかった。このことについて岩政氏は、イランが前線のFWアズムンめがけてロングボールを蹴る単調な攻撃が多かったことに言及。「前半途中、普段のイランならDFラインでボールをつなぐところで、GKベイランバンドが前線に長いボールを蹴ってきた場面があった。イランは準々決勝で中国に3-0で勝ったが、それはアズムンへのロングボールを中国DFがミスしてくれたことで大量点につながっている。この成功体験がイランの選手達の頭にあるのではと感じた」と話す。

また、イランの選手起用にもロングボールを後押しするような点があったことを指摘し、さらに結果論にはなるとしながらも、「(日本のCBの)吉田・冨安には中国DFと同じようなミスは期待できなかった。だから、僕がイランの選手・監督であれば、『中国戦のようなことは起こらないぞ』と話して、別の攻めの形を意識させていたと思う。前の試合で成功しすぎたからこそ、その点に釘をさしておくべきだった。そうでないと、相手が違うのに無意識レベルで同じことをしてしまう」と語り、イランの前戦での成功体験と、それを踏まえた心理的マネージメントの欠如により、日本にとってやりやすい展開になった可能性があると話した。

なお、次の「スカサカ!ライブ.net」は決勝(対戦相手:カタール or UAE)終了直後の2/1(金)深夜1:15から放送する。

放送・配信された動画はこちらからご視聴頂けます。

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放送情報

スカサカ!ライブ.net ~アジアカップ2019徹底検証~
2019年1月に行われるアジアカップ2019。サッカー日本代表の試合直後に生放送スタート!
2018年まで現役選手として活躍してきた元日本代表DF岩政大樹、日本代表の戦いに鋭い視点で切り込むサッカーライター清水英斗の二人が、皆さんから寄せられた質問に答えながら、数分前に終わったばかりの試合を深く熱く分析します! 森保監督就任後初の公式戦で日本の選手たちはどのような戦いを見せるのか? 試合から見える収穫と課題を共に確認しましょう。
グループステ―ジに加え、日本が勝ち上がれば決勝戦まで放送いたします!

■放送予定
決勝 カタール戦:2019年2月1日(金)深1:15~2:00
準決勝 イラン戦:2019年1月28日(月)深1:15~2:00
準々決勝 ベトナム戦:2019年1月24日(木)深0:15~1:00
ラウンド16 サウジアラビア戦:2019年1月21日(月)後10:15~11:00
グループステージ第3節 ウズベキスタン戦:2019年1月17日(木)深0:45~1:30
グループステージ第2節 オマーン戦:2019年1月13日(日)深0:45~1:30
グループステージ第1節 トルクメニスタン戦:2019年1月9日(水)後10:15~11:00
※試合が延長戦、もしくはPK戦となった場合、開始時間を試合終了後に遅らせて放送
※配信開始時間、配信終了時間は前後する可能があります


チャンネル:スカサカ!<無料生放送>
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