伊藤蘭、ソロ公演で『My Bouquet』の楽曲やキャンディーズソングを笑顔で熱唱

「伊藤 蘭コンサート・ツアー2020~My Bouquet & My Dear Candies!~」
「伊藤 蘭コンサート・ツアー2020~My Bouquet & My Dear Candies!~」

撮影:吉原朱美

2019年5月に1stアルバム『My Bouquet』で、ソロ歌手としてデビューした伊藤蘭。その翌月、41年ぶりにして初の単独コンサートとなった「伊藤蘭ファースト・ソロ・コンサート2019」の大好評を受け、そのアンコール公演として開催されたのが「伊藤 蘭コンサート・ツアー2020~My Bouquet & My Dear Candies!~」だ。その貴重なコンサートの模様が、12月28日(月)に、テレ朝チャンネル1にてテレビ初放送される。

今も変わることのない伊藤蘭の華やかなステージ(「伊藤 蘭コンサート・ツアー2020~My Bouquet & My Dear Candies!~」)

撮影:吉原朱美

70年代に絶大な人気を誇ったアイドル、キャンディーズのメンバーだった伊藤蘭。電撃的な解散となった1978年以降は、映画やドラマ、舞台などの女優活動に専念していた。映画『ヒポクラテスたち』(1980年)ではヨコハマ映画祭助演女優賞、『少年H』(2013年)では、日刊スポーツ映画大賞助演女優賞を受賞するなど、演技力を評価され、同時に多くの舞台にも立ち、女優として活躍。

「伊藤 蘭コンサート・ツアー2020~My Bouquet & My Dear Candies!~」

撮影:吉原朱美

そんな伊藤が、41年間という月日を経て初めてリリースしたオリジナルアルバムには、井上陽水、阿木燿子&宇崎竜童、トータス松本、門 あさ美、森 雪之丞...といった錚々たるアーティスト・作家が顔を揃えたほか、彼女自身も「Wink Wink」「ミモザのときめき」「女なら」の3曲で作詞を手掛けている。

70年代風の歌謡ポップスにはじまり、ボサノヴァ、ジャズ、バラード、ロック、J-POPに至るまで、バラエティに富んだ楽曲が11曲収録されており、年齢を重ねた"現在の伊藤蘭"だからこそ表現できる多様な音楽性を創出。その一方で、今も変わることのない彼女の可愛らしいパフォーマンスと、シンガーとしてのポテンシャルを改めて証明して見せた。

今回のコンサートでは、そんな1stアルバムに収録された楽曲はもとより、キャンディーズ時代のヒットソングが満載のセットリストとなっており、当時からのファンたちも大いに盛り上がる内容となった。

昨年の初単独コンサートでもキャンディーズのナンバーは数曲披露されたが、今年のアンコール公演ではそれが倍増。特に「年下の男の子」「その気にさせないで」「ハートのエースが出てこない」といった前期のナンバーも多く、ファン感涙の構成となっている。特に5枚目のシングル「年下の男の子」は、センターを務める契機となった記念すべきナンバーでもあり、ソロで聴けるのはうれしい。

また、コンサートの中盤では、「仲間のスーさん(田中好子)、ミキさん(藤村美樹)に感謝を伝えたい」と語る一幕もあり、コロナウイルスの影響で歓声は禁止されながらもファンの熱気に溢れたステージとなった。

「伊藤 蘭コンサート・ツアー2020~My Bouquet & My Dear Candies!~」

撮影:吉原朱美

新型コロナウイルスの影響で、2度の延期を経て10月開催となった今年のコンサート。しかしアンコールでは、配信限定シングルとして12月9日にリリースされた新曲「恋するリボルバー」も初披露するなど、ソロアーティストとしての前向きな姿勢も窺えた。再びステイホームが推奨されている年末、彼女の笑顔あふれるステージとポジティブな歌声を聴きながら、心を晴れやかに保ちたい。

文=渡辺敏樹(エディターズ・キャンプ)

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放送情報

伊藤 蘭コンサート・ツアー2020~My Bouquet & My Dear Candies!~
放送日時:2020年12月28日(月)18:00~
チャンネル:テレ朝チャンネル1 ドラマ・バラエティ・アニメ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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