西野七瀬の「こじらせヒロイン」がいじらしい...神尾楓珠ら4人の大学生が繰り広げる恋愛談義もクセになる「恋は光」

「恋は光」
「恋は光」

(C)秋★枝/集英社・2022 映画「恋は光」製作委員会

恋とはいったい何なのか?古くから人類が悩まされてきた恋という形ないものへの疑問に、真剣に向き合う若者たちの姿を映し出した作品が2022年の映画「恋は光」だ。

WOWOWシネマで2月17日(金)に放送される本作は、恋をしている女性が光っているように見える青年と3人の女子学生が繰り広げる恋愛模様を描く青春ラブコメディ。恋をしている気持ちが可視化されたら、ラブストーリーは一体どうなるのか――秋★枝による同名人気コミックを「殺さない彼と死なない彼女」(2019年)などで知られる小林啓一監督が映画化した。

■その不器用さが妙に愛おしい!恋の光が視える男・西条を神尾楓珠が好演

神尾楓珠演じる主人公・西条は、恋をしている女性が光を放ってキラキラして視える男子大学生。その特異な体質ゆえに、恋とは無縁の生活を送ってきた。恋する乙女が放つ光をとにかく邪魔なものと疎んじている。文学的な独特の言い回しで長台詞を滔々(とうとう)と語り、あれこれと思考をめぐらす。メガネを持ち上げる仕草も垢抜けない風貌も、まるで一昔前の文学青年のようだ。

神尾が国宝級と名高いイケメンぶりを封印。これまでにあまり演じたことのないような、根暗で理屈っぽいインテリな大学生を好演した。風変わりな口調もだんだんと癖になり、その不器用さが妙に愛おしく思えてくる。

■西野七瀬がリアルに演じた"こじらせヒロイン"に共感

そんな風変わりな西条の幼なじみである北代は、西野七瀬が演じた。ずっと前から西条に片思いしているが「光っていない」と言われたことで、想いを打ち明けられずにいる。"幼なじみ"ポジションから抜け出せず、彼が他の女子と距離を縮めていく様子に心をざわつかせる。

一見気さくでノリはいいが、自分の恋愛に関しては上手くやれない。明るい笑顔と切ない表情のギャップに、見ているこちらの胸も締め付けられる。「センセ」と親しみを込めて呼びかける声、近くて遠い相手を見つめる"恋する瞳"がたまらない。こじらせヒロインを西野がリアルに演じた。

■平祐奈や馬場ふみか演じる"クセ強"なヒロインが複雑な恋愛模様を展開

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放送情報

恋は光
放送日時:2023年2月17日(金)21:00~
チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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