ダウンタウン・浜田雅功が夢に向かって奔走!吉本芸人が多数出演し、社会人へ元気をあたえる映画「明日があるさ THE MOVIE」

「明日があるさ」は、吉本興業のタレントが大挙出演した缶コーヒー「ジョージア」のCMシリーズを元に日本テレビ系で連続ドラマ化され、2001年4月に放送された。CM同様にダウンタウンの浜田雅功をはじめ、吉本興業所属のタレントが多数出演。総合商社「トアール・コーポレーション」を舞台に、不況と闘うサラリーマンとその家族を主軸に描いた作品である。浜田は主人公・営業13課の「浜田課長」を演じ、相方の松本人志も毎回数分の出演ながら、存在感抜群の「謎の男」としてレギュラー出演。ドラマでは、貴重なダウンタウン両名の共演作品でもある。

同作は全11回で、平均視聴率19.3%というヒットを記録。第1回放送時の29.0%という数字は、日本テレビのドラマ初回視聴率として歴代1位という快記録をたたき出している。そんな人気ぶりから2002年1月にスペシャル版が放送され、同年10月5日には「明日があるさ THE MOVIE」として劇場公開もされている。

映画はドラマから2年後で、ドラマ版とはやや設定が異なっていたが、ほぼドラマ版の世界観が踏襲されている。浜田課長がロケット開発の実現に向けて奔走するストーリーを軸に展開する。

中古総合商社のトアール・コーポレーションでは、やり手の望月課長(柳葉敏郎)率いる花形部署・営業1課がロケット開発プロジェクトで世間の注目を浴びていた。対して、浜田課長(浜田雅功)が率いる営業13課は、ほとんど売れないセラミック陶器の営業に四苦八苦。ある日浜田は、その陶器が縁で不思議な老人(中村嘉葎雄)と知り合う。野口に日本初の有人ロケットを作りたいという夢を聞かされた浜田は、荒唐無稽のホラ話だとまともに取り合わなかった。しかし、次第に野口老人の情熱に触れ、宇宙飛行士になりたかった自身の少年時代の夢を思い出し、実現へ向けて動き始める。そして、仕事そっちのけでロケット計画にのめり込む彼に周囲の人間は呆れてしまう...という物語だ。

本作を一言で言えば、頑張っている社会人にエールを送る癒し系の映画である。宇宙ロケット製作というド派手ネタを軸にしているが、大きな夢を実現するには、平凡で地道な努力が必要なのだとさりげなく教えてくれる、そんな心温まる作品に仕上がっている。吉本芸人が大量に登場するため、ギャグパートも多彩でそれも楽しめるのだが、やはり真骨頂は浜田課長とその妻(相楽晴子)の会話のリアリティと中村嘉葎雄との丁々発止のやりとりだろう。

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放送情報

明日があるさ THE MOVIE
放送日時:2023年3月13日(月)21:00~
チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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