小宮璃央、川津明日香、新條由芽が出演するドラマ「アカイリンゴ」がABCテレビにて毎週日曜日(テレビ神奈川は毎週金曜日)放送中。
同ドラマは、累計発行部数20万部を超えるムラタコウジによる同名漫画を実写化したもので、性行為が違法となった日本を舞台に主人公の犬田光が葛藤しながらも成長していく姿を描く。小宮は性の誘惑に溺れる主人公・犬田光、川津は犬田に思いを寄せる同級生のヒロイン・水瀬優、新條は犬田を誘惑する国民的人気女優・ウチュラこと宇宙美空を熱演。
第8話では、犬田を助け出した水瀬とウチュラは、一旦ウチュラの別荘に身を隠すことに。疲れて眠る犬田をソファーに寝かした後、水瀬はウチュラに対し、敵なのか、味方なのか問い詰める。
今回、制作陣の攻めた企画に熱のこもった演技で応えている小宮、川津、新條にインタビューを行い、オファーを受けた時の心境や演じる上で意識していること、クライマックスに向けた見どころなどを語ってもらった。
――同作はかなり攻めた企画だと思いますが、オファーを受けた時の感想は?
小宮「もうやる気しかなかったです。もちろん『どうやって映像化するんだろう?』という思いもあったのですが、インティマシーコーディネーターの西山(ももこ)さんがいらっしゃるということで安心してできるだろうなとも思いましたし、何より自分みたいな若い人間が前例の少ないインティマシーシーンのあるドラマを撮るということに意味があるのかなとも思い、挑戦させていただきました」
川津「台本を読ませていただく前に原作を読ませていただいたのですが、結構衝撃が走りまして...。3回くらい読むのを止めました(笑)。そんな中で、『このシーンをどうやって現実に落とし込むんだろう?』という興味も湧きましたし、『台本になるとどう変わって、誰がどう演じるのだろう?』というわくわくした気持ちですごく前向きな思いでした」
新條「最初は事務所でこのドラマのお話を聞いて『これ地上波でできる内容なのか?』って思いながら原作を受け取って、帰りにファミレスに寄って読んだんです。読み始めてすぐに『これはファミレスで読む漫画じゃなかったな...』と思いながら全巻読んだんですけど(笑)、企画書以上のインパクトを受けて!『私にできるのか?』『この際どいシーンをどう表現するんだろう?』という不安はありましたが、同時にこの作品に参加したい気持ちも膨らみ、『やらせてください!』とお返事しました」
――演じる上で意識していることは?
小宮「台本で文字だけ見れば『なんだこれ?』みたいなくだりもあったり、現場でも笑いが起こる瞬間もあるのですが、お芝居に変換するに当たって"メリハリをつける"ということを意識しています。例えば、3話の家での水瀬とのシーンなど青春ラブストーリーも描くことで緩急をつけたりとかですね。あとは、ドラマオリジナルのラストに向けて、3人それぞれの考えていることが見えてくるようにお芝居を進めていっています」
川津「前半は思い通りにならない犬田に感情が乱されるという場面が多いのですが、後半は自分の気持ちを出すシーンが多いので、そういったところでの緩急を意識しています。また、ウチュラに対しては敵対心を燃やしていた状態から『分かり合えるところもあるかもしれない』と、ちょっとだけ距離が縮まるところはより丁寧に演じました」
新條「恥ずかしがったり、ちょっとでも消極的になったらウチュラじゃないので、"自分から"というのは強く意識しました。なので、インティマシーシーンも『どんと来い!』という感じでやらせていただきました(笑)。最初に撮影したインティマシーシーンが美術室でのシーンだったのですが、一番過激なシーンが最初だったので、そこで『頑張ろう』って思えたというのも大きかったです」
放送情報
ドラマ「アカイリンゴ」#8
放送日時:2023年3月13日(月)0:25~
チャンネル:ABCテレビ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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