重岡大毅桐山照史中間淳太らが「関西ジャニーズJr.の京都太秦行進曲!」で魅せる関西ジャニーズJr.時代のチームワークの良さ

現在では「ジャニーズWEST」で活躍中の重岡大毅、桐山照史、中間淳太、小瀧望、藤井流星らは、それぞれがドラマや映画に出演するなど役者としても一目置かれている存在だ。そんな彼らのポテンシャルの高さを感じられる作品が、関西ジャニーズJr.時代に出演した映画「関西ジャニーズJr.の京都太秦行進曲!」(2013年)だろう。

同作は、夢に向かって頑張る若者たちの映画への愛情や友情を描いた現代版「蒲田行進曲」ともいえる作品であり関西ジャニーズJr.としては重岡、桐山、中間、小瀧、藤井の他に浜中文一、向井康二も出演。

真人(重岡)はスター俳優を夢見ながらも、現実は週に数回のアルバイトで着ぐるみショーの悪役を演じていた。ある日、バイト先で出会った輝之進(桐山)に勧誘され、京都・太秦にあるアクション俳優の養成所に入会する。新人ということで雑用ばかりやらされることに不満を抱き一度は辞めようとするが、隆起(中間)ら養成所の仲間たちの言葉に思いとどまる、というストーリー。

作品では、日々、夢に向かって稽古を積む登場人物たちとデビュー直前の重岡たちの、"輝かしい未来を目指してがむしゃらに頑張る"という姿が見事にリンクしており妙な説得力を醸し出しているのだが、やはり特筆すべきは彼らの演技力の高さであろう。重岡と桐山を中心に若手俳優たちの苦悩や葛藤、成長などを描いているのだが、7人とも一様に芝居が上手い。

(C)2013松竹

関西ジャニーズJr.としてのさまざまな活動を通して、いろいろな壁を乗り越えてきたからこそ鍛えられているのだろうが、感情表現、若手俳優として所作、台詞回しなど、「さすが、ジャニーズJr.」と唸ってしまうほど。

そんな中でも、最も素晴らしいのは7人の"呼吸"だ。7人とも若手俳優役で同じ養成所の仲間という役どころなのだが、7人だけのシーンの会話劇は圧巻。全員で同じ曲をパフォーマンスしているかのように"呼吸"がぴったりと合い、まさに丁々発止のやりとりを展開。この7人だからこそできる、この7人でないとできないシーンを生み出している。

さらに、それが顕著に表れるのがコミカルなシーンだ。例えば、本人役で出演する中村獅童と対面する場面では、大スターを目の当たりにして興奮するのだが、そのはしゃぎっぷりが彼らの仲の良さを感じさせるほどに息が合っている。

夢に向かって頑張るキラキラしたストーリー展開と、それを支える7人のしっかりとした演技力に加えて、彼らならではのチームワークの良さにも注目していただきたい。

文=原田健

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放送情報

関西ジャニーズJr.の京都太秦行進曲!
放送日時:2023年4月16日(日)19:00~
チャンネル:ホームドラマチャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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