大河ドラマ「どうする家康」に出演した有村架純が、葛藤する複雑な心情を見事に表現した映画「前科者」

「第46回日本アカデミー賞」で司会を務め、映画「月の満ち欠け」で優秀助演女優賞に輝いた有村架純。現在、NHK大河ドラマ「どうする家康」に瀬名姫役として出演中、Netflixオリジナル映画「ちひろさん」では元風俗嬢役に挑戦するなど、女優としてますます役の幅を広げている。

(C)2021 香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会

そんな有村が犯罪者の社会復帰を手助けする保護司役を熱演したのが「前科者」(2022) (原作は同名漫画)だ。「WOWOW オリジナルドラマ 前科者 -新米保護司・阿川佳代-」に続いて映画のメガホンをとったのは「あゝ、荒野」の岸善幸監督。阿川佳代の成長過程も描かれたサスペンスストーリーで有村は報知映画賞を受賞。前科者・工藤を演じた森田剛との共演も話題となった。2人の役者としての実力あってこそ2時間以上にわたる映画を長く感じさせないのだと思うが、阿川(有村)が国家公務員でありながら報酬がない保護司になった背景も描かれ、連続殺人事件の真実を確かめようとひとり奮闘する姿は観る者を揺さぶる。主人公の葛藤する心情を時に大胆に時に繊細に演じた有村の演技に引きつけられずにはいられない。

■有村架純演じる型にはまらない保護司と前科者たちの心の交流

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放送情報

前科者(2022)
放送日時:2023年4月13日(木)20:45~ほか
放送チャンネル:WOWOW4K
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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