久間田琳加が映画『おとななじみ』から受けた驚きの影響を明かす「女優としてだけでなく、自分も変えられた作品」

――原作もののキャラクターを演じることへの難しさなどは?

「ありますね。漫画が好きで原作ファンの方の気持ちもよく分かるので、できるだけ寄せていきたいという思いが強いですし、それが観ている方に伝わればいいなと思いながら演じました。原作の持つ"かわいらしさ"とか"応援したくなる気持ち""ドキドキする感じ"など、"漫画だからこそ楽しめる"ということはやっぱりあるので、実写化作品に出演させてもらう時はいつも難しさを感じています」

――楓のような女性をどう思いますか?

「こういう女の子になりたいなってすごく思います。一途だったり、奥手だったり、鈍感だったりと、いろんな面があるんですけど、それら全てがかわいらしいポイントで、すごく魅力的に感じました」

――20年間片想いし続けるということに関しては?

「やっぱり20年の間で、いろいろ環境が変わって、自分も好きな人も変わっていくと思うんです。その変化すらも含めて"好き"って、その人の全てが"好き"ってことだから、すごく素敵なことだなと思いますし、うらやましいですね。一方で、演じるとなると『20年間の片想いって、どんなんだろう?』と。撮影していた時が21歳だったので『(自分に落とし込むと)生まれた時からって好きなんだ...』って悩みましたし、一番苦労したところですね。でも、楓を演じたことによって、『好き』って伝えることで20年間積み重ねてきた関係性が壊れるかもしれないし、壊れたら元には戻せないという"20年間の好き"の重みを知ることができました」

――楓を演じた感想は?

「すごく楽しかったです!同世代でいる時は少年のように騒いでいながらも、楓が悩んでいる時にふとポジティブなことを言ってくれたりするハルの魅力も分かる気がしたし、気持ちの面でも楓に寄り添えたかなって思いますね」

――演じる上でのこだわりや意識したところは?

「変顔じみたところとかコミカルなところは特に演じていて楽しかったです。監督からも『ここは渾身の、今まで見せたことのない久間田琳加を見せてください』って言われていたので、全身全霊で変顔をしました。本番直前まで、楽屋で自分の前に鏡を置いて(変顔の)練習しましたし!監督から『ナイス変顔でした』という言葉をいただいた時は、『これで一つ山場を越えた。今後も楓を演じられる』と思って、すごく安心したのを覚えています」

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映画情報

映画『おとななじみ』
5月12日(金)公開

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