大スター西城秀樹が映画「おれの行く道」で魅せる演技を超えた自己表現

「おれの行く道」(衛星劇場)
「おれの行く道」(衛星劇場)

郷ひろみ、野口五郎と共に「新御三家」と称され、爆発的な人気を誇った西城秀樹。歌手に俳優にと多方面での活躍を見せ、芸能史に燦然と輝く星としてファンを魅了し続けた。そんな西城は1972年に「恋する季節」で歌手デビューし、1973年には「新御三家」の中では初となるオリコン1位を獲得。1974年にはホームドラマ「寺内貫太郎一家」にレギュラー出演しお茶の間の人気を得て、俳優としての才能も開花させた。

言葉とは裏腹な態度の西城秀樹
言葉とは裏腹な態度の西城秀樹

(C)1975 松竹株式会社

西城の魅力といえば、パワフルで情熱的なステージ、セクシーで男性的魅力にあふれた歌声に加え、一見粗野で荒々しく見えるが、その裏にある人に対する優しさ、人間愛などが垣間見えるところではないだろうか。その少年っぽいかわいらしさは、女性ファンの母性本能をくすぐり唯一無二の存在であり続けた要因の一つであろう。そんな彼の魅力が堪能できる作品が映画「おれの行く道」(1975年)だ。

同作品は、大女優・田中絹代と当時大スターの階段を上っていた西城が共演した異色かつ華麗な青春映画で、しっかり者のおばあちゃん(田中)の遺産を巡って、6人の若い孫たちが織り成す笑いあり涙ありのちょっぴりほろ苦い物語。主演を務める西城は、言葉使いや行動は少々荒っぽく、おばあちゃんに憎まれ口をたたきながらも、誰よりも愛していたという爽やかな青年・耕三を演じる。

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放送情報

おれの行く道
放送日時:6月2日(金)10:05~ほか
放送チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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