――渚役の桑原さんの印象は?
「今まで出演させていただいた作品では、自分が下の方の年齢でみんなに支えてもらうということが多く、『今回が自分にとっても支える側になるという挑戦だな』と思っていたのですが、(会ったら)愛佳ちゃんの方がしっかりし過ぎていて、杞憂でした(笑)」
――グループでの活動経験から、後輩との距離の詰め方はお得意なのでは?
「私、先輩とか後輩というのが自分の中になくて、後輩からも普通にタメ口で話されていたりと、普通に仲の良い友達みたいになっちゃうんです。だから、今回も先輩後輩という感じではなく、友達のような関係になれたらなと思います。浜村渚役の桑原愛佳ちゃんは、私よりも大きい舞台をたくさん経験されていて、いろんなものを持っていると思うので、たくさん刺激を与えてもらおうと思っています」
――学生時代、得意だった科目は?
「体育と音楽はすごく好きでした。5教科以外が好きでしたね。答えが決められているものよりも自己表現ができるものが楽しかったんです。数学は、好きな科目の順位では下の方でした...。でも、この作品の台本を読んで『ちょっと面白いかも』って思ったので、この作品にもっと早く出合っていれば!」
――同作品は渚が自分の"好き"を肯定していくという側面もありますが、井上さんの"好きを肯定したエピソード"を教えてください。
「私がこの業界に入ろうって思ったのが中学生の時だったんですけど、堅実な道を進んでほしいということから周りの人みんなに反対されたんです。でも、母親だけが『何でもやったらいいよ』と唯一応援してくれて、ちょっとでもメディアに出たりしたら『すごい!』って言ってくれていたんです。そういう母親がいたからこそ自分の"好き"を突き詰められたなと思っています」
――最後に観劇にいらっしゃる方、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「時期的にも夏休みだったりするので、親子で観に来ていただくのもいいと思いますし、ミュージカルや数学に抵抗があるという方こそ観ていただきたいです。また、ダンスも歌もきっとすごいエンターテインメントになると思いますし、生徒役で参加してくれる子たちがすごくキラキラして素敵なものを見せてくれると思います。ぜひ、いろんな部分を楽しんでいただけたら!」
文=原田健









