ホームドラマチャンネル開局25周年記念のオリジナルドラマ「お母さんが一緒」(全5話+アナザーストーリー1話)が2月18日(日)より毎週(日)22:00に放送される。
ペヤンヌマキの戯曲による同名舞台を原作に、橋口亮輔監督がメガホンを取った本作は、母の誕生日を祝うため温泉宿に宿泊に来た三姉妹が、本音をぶつけ合う1シチュエーションホームコメディー。三姉妹を江口のりこ、内田慈、古川琴音という人気の実力派俳優がそろい踏みで熱演する。またお笑いトリオ・ネルソンズの青山フォール勝ちが、三女の婚約者役で登場するのも注目だ。
今回、本作の見どころや注目ポイントと合わせて出演者3人の撮影裏話も紹介する。
■ブラックユーモアたっぷり!1シチュエーションでの女のバトルに注目
しっかり者で愚痴の多い長女・弥生(江口のりこ)、仕事も男関係もルーズな次女・愛美(内田慈)、母と同居し、二人の姉を冷ややかな目で見ている三女・清美(古川琴音)。その三姉妹は「母親みたいになりたくない」という共通の思いを抱いていた。母の誕生日を祝うため山奥の温泉宿にやって来るが、そこで起きる一晩の出来事を、1シチュエーションで描いていく。
愛美が宿を手配し、弥生がプレゼントを用意していたこの旅で、清美はサプライズとして婚約者・タカヒロ(青山フォール勝ち)を紹介するつもりだった。だが気難しい母の一言で、お祝いプランは思わぬ方向へ脱線していく。
(C)松竹ブロードキャスティング
本作の何よりの見どころは、人気・実力を兼ね備えた3人の俳優が演じる会話の妙。血を分けた姉妹だからこその、幼少時から抱えるコンプレックスやドロドロとした本音を遠慮なくぶつけ合うさまを本物の家族さながらの熱量で演じている。温泉宿の一室で爆発する三姉妹の母親への愚痴は徐々にエスカレートし、お互いをブラックユーモアたっぷりに罵倒する修羅場へと発展。その根底には、切っても切れない家族の絆が見え隠れし、最後には笑って泣ける物語となっている。
(C)松竹ブロードキャスティング
戯曲を原作にしているだけあり、物語の展開は非常に演劇的だが、光を巧みに活かした演出で見事な映像作品として昇華している。加えてふとした瞬間の人生の機微を切り取る鮮やかな手腕は、映画「ぐるりのこと。」(2008年)などで多くの受賞歴をもつ映画監督、橋口亮輔ならではだ。長編第1作「二十才の微熱」(1993年)以来、熱狂的なファンを持ちながらこの30年で長編映画は5本、という寡作の監督が、珍しくドラマに挑んだ貴重な作品となっている。
(C)松竹ブロードキャスティング
放送情報【スカパー!】
ホームドラマチャンネル開局25周年記念オリジナルドラマ「お母さんが一緒」
放送日時:2月18日(日)22:00~
放送チャンネル:ホームドラマチャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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