■三姉妹役の江口のりこ、内田慈、古川琴音が撮影裏話を語る
【江口のりこ(長女・弥生役)】
橋口さんがドラマを撮ると聞いて珍しいなと思い「やります!」とお返事しました。登場人物が少なく、1シチュエーションでずっとしゃべっているという、その状況が面白いなと思いました。すごく密な話で大変でしたが、これはやってみてきっと楽しくなるんじゃないかなという気がしていました。リハーサルの段階から「あー、楽しいなー」と思うことが多くて。「ぐるりのこと。」以来、再び橋口さんと一緒にお仕事をすることで、ひとつの役をやるときの手順を改めて教えてもらった感じもあります。一緒に三姉妹を演じたお2人も、この2人が妹で本当に良かったなと思いました。一人がグンと飛躍すると、後の2人もそれに乗ることができたりするので、本当に3人で協力し合って芝居を作った、という感じがありますね。
【内田慈(次女・愛美役)】
2015年の舞台版でも次女を演じましたが、「あれをまたやれるんだ」と「あの役をまた私でいいの?」という両方の気持ちがありました。でも橋口さんが演出と聞いて、何も考えず二つ返事で「ぜひやりたいです」という思いでした。舞台でやったことのある役とはいえ、映像にするときはまた違いますし、橋口さんが今回映像化されるときにまたいろいろと盛り込んでくださった要素でさらに深化させる機会となり、それはめちゃくちゃハードルの高い挑戦でもありました。初共演の江口さんはお話が面白いし、芝居でも芝居以外の部分でも引っ張ってくださって、本当にお姉ちゃんのようでした。古川さんは演技からにじみ出る何とも言えない「妹感」で、私を安心させてくれる魅力的で本当に優しく器の大きな方でした。
【古川琴音(三女・清美役)】
初めて台本を頂いた時から、自然とうなずきながら読んでしまいました。会話がすごく生きていて、背景を想像したくなるようなせりふが多くて面白いんです。橋口監督とのお仕事は初めてですが、監督が全ての役を演じながら演出をつけてくださることで、まず地図を提示してくださいました。本当に細かい部分までこだわるシーンもあって、私は監督の体を追うような形で演じました。江口さんは本当に人のことをよく見ていらっしゃっていて、「スタッフさんの眼鏡が今日変わったの気付いた?」とか本当に細かいことに気が付く方ですし、その言い方にすごく愛がある方だな、という印象です。内田さんはどんなに朝早くても明るく変わらず接してくださる方で、私の性格と共通点もあって、お休みの日に2人で温泉にも行きました。
文=magbug
放送情報【スカパー!】
ホームドラマチャンネル開局25周年記念オリジナルドラマ「お母さんが一緒」
放送日時:2月18日(日)22:00~
放送チャンネル:ホームドラマチャンネル
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