――キャロルは、軍人で厳格な父親にブリンズリーとの結婚を認めてもらうために、ブリンズリーと共に行動を起こすという役どころですが、ご自身のお父様は厳格な方ですか?
「全然違いますね。むしろ"軟らかい系"というか。だから、ブリンズリーもあいさつしやすいと思います(笑)。でも、"売れない芸術家"が婚約者っていうのは、どんな反応をするんだろう...?『まあ、いいんじゃない』って言いそうですけどね。そんなに否定するタイプじゃないし、芸能活動にしても『やりたいことなら、やればいい』ってすごく協力的で、今や私より私のスケジュールを知っているくらい応援してくれています」
――ご自身の理想の婚約者像は?
「えー、どうだろう...。悩みますねぇ。でも、ブリンズリーは駄目ですね!売れない彫刻家ですし、ストーリーが進むとちょっと駄目な部分も出てくるので。あと、私も優柔不断なところがあって、あれもこれもやりたい派なので、ブリンズリーとはうまくいかなさそうですし。だから、キャロルのパパくらい厳格な人か、私のわがままを全て許してくれるような包容力のある人がいいですね」
――最後に観劇にいらっしゃる皆さんにメッセージをお願いします。
「現在、稽古をしながらいろんな先輩たちの姿を見て、『こういうアプローチの仕方があるんだ!』と、日々新しい発見をしています。稽古しながらみんなゲラゲラ笑っているくらい物語もすごく面白いので、ぜひ皆さんに見ていただいて楽しんでいただければと思います。劇場でお待ちしています!」
文=原田健 撮影=中川容邦
舞台情報
舞台「ブラックコメディ」
2024年8月17日 (土)~9月1日 (日)
場所:東京・IMM THEATER
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