時代劇スター・マツケンこと松平健の代表作「暴れん坊将軍」第1シリーズは北島三郎夏樹陽子宮内洋らキャスト陣の秀逸演技も必見

「吉宗評判記 暴れん坊将軍」(時代劇専門チャンネル)
「吉宗評判記 暴れん坊将軍」(時代劇専門チャンネル)

1978年にスタートし、2002年まで四半世紀にわたって放送された「暴れん坊将軍」は、全12シリーズを数え、さらにスペシャル版も作られた。テレビ朝日系の看板時代劇というよりも、国民的な人気コンテンツといえるほど親しまれてきた。本作で徳川吉宗を演じた松平健は、放送開始当時はまだ無名の存在で新人俳優という立場だったが「新鮮な人材を登用したい」という制作側の以降で主役に抜擢された。

記念すべき第1シリーズ「吉宗評判記 暴れん坊将軍」が8月26日(金)に時代劇専門チャンネルで放送される。同タイトルで1978年1月にスタートし、将軍・徳川吉宗が町火消に居候する旗本の三男坊・徳田新之助(新さん)に姿を変え、町民と交流しながら世にはびこる悪を斬る勧善懲悪時代劇という基本設定は既に確立されていた。

高貴な身分の主人公がその正体を隠し、市井に紛れて悪を退治するというパターンは、「水戸黄門」や「遠山の金さん」などの前例はあった。だが、教科書にも載っている日本史の重要人物である吉宗が、民間人にふんして市中を徘徊し、大立ち回りを演じる設定は、さすがに荒唐無稽過ぎるという意見も多かったようだ。しかしふたを開けてみれば、第一シリーズは視聴率15%を超える人気番組となった。

大胆な設定に加えて、オープニングテーマをはじめ音楽の素晴らしさ、単純明快で痛快極まるストーリー構成など、ヒットの要因は多々あるが、やはり本作の人気を不動のものとしたのは、松平健をはじめとするキャストが充実していたことが要因だろう。

第1シリーズを改めて見ると、当時の松平健の美しさ、凛々しさに驚かされる。「新さん」の場面で見せる軽妙さと対をなす、吉宗の威厳と強さも際立つ。クライマックスでの殺陣の場面も見せどころ。動きも太刀さばきもほれぼれするほど絵になっており、まさに時代劇役者になるために生まれてきたような男という印象である。

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放送情報【スカパー!】

吉宗評判記 暴れん坊将軍
放送日時: 8月26日(金)18:00~
チャンネル: 時代劇専門チャンネル
※毎週(月)~(金)18:00放送
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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