河合優実のさりげない表情で人の心を動かす演技が際立った、カンヌ国際映画祭の特別表彰作『PLAN 75』

『PLAN 75』(日本映画専門チャンネル)
『PLAN 75』(日本映画専門チャンネル)

2024年にテレビドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)で昭和の不良少女を快演しブレイクを果たした河合優実。民放ドラマにはほとんど出演していなかった彼女だが、2020年ごろから映画界では頭角を現わしていた。2021年には『サマーフィルムにのって』と『由宇子の天秤』というジャンルが異なる作品で全く違うタイプの高校生を演じて演技の幅を見せた彼女は、数多くの賞を受賞。翌年の2022年には8本もの映画に出演していた。

そんな2022年に公開された映画作品のひとつである『PLAN 75』が、9月16日(月)に日本映画専門チャンネルで放送される。本作は、第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門カメラドール特別表彰を受賞した。少子高齢化が進み、満75歳から生死の選択権を与える制度「プラン75」が国会で可決・執行された日本で、人は何を選択してどう生きていくのかを問いかける衝撃作。河合は倍賞千恵子演じる主人公に、その日が来る直前まで寄り添うコールセンタースタッフの瑶子を演じている。

夫と死別して一人つつましく暮らす78歳の角谷ミチ(倍賞千恵子)は、高齢を理由に仕事を解雇される。住む場所も失いそうになったミチはプラン75を申請し、サポートを行うコールセンターのスタッフ・成宮瑶子(河合優実)と電話で話すうちに不思議な関係で結ばれていく。一方、プラン75の申請窓口で働く岡部ヒロム(磯村勇斗)は、申請をしに来た叔父の幸夫(たかお鷹)と久しぶりに再会する。若者2人は、高齢者と関わるにつれて次第に制度の存在に強い疑問を抱いていく。

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放送情報【スカパー!】

PLAN 75
放送日時: 9月16日(月)8:00~
チャンネル: 日本映画専門チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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