橋本環奈「今の世の中こそ"ギャル魂"が大事」連続テレビ小説『おむすび』の撮影秘話と震災への思い

連続テレビ小説「おむすび」で主人公・米田結を演じる橋本環奈
連続テレビ小説「おむすび」で主人公・米田結を演じる橋本環奈

9月30日(月)に放送を開始する連続テレビ小説「おむすび」。本作は橋本環奈演じる米田結が、栄養士として人の心と未来を結んでいくオリジナル作品。福岡・糸島編では、自然豊かな糸島で、農業を営む家族と暮らす結が、平成のギャル文化に出会い、自分らしくポジティブに、高校生活を謳歌する。

脚本は、ドラマ「正直不動産」「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」などの根本ノンジが手掛け、阪神・淡路大震災が起きた瞬間とその後を描くということでも話題を呼んでいる。

今回はヒロインの橋本環奈にインタビューを行い、撮影現場の雰囲気やギャルを演じた感想などたっぷりと語ってもらった。

――根本ノンジさんが書かれた「おむすび」の脚本を読んだ感想をいかがでしたか?

「最初に脚本を読んだときに、テンポ感が良くて、面白く早く演じたいなと思いました。特に私が好きなのは、家族のシーンです。それぞれ個性があって愛くるしいので家族みんな大好きです。中でも松平健さんの演じるおじいちゃんが良いキャラで、孫2人に対してとても温かくて、楽観的なおじいちゃん。それに対して北村有起哉さんの演じるお父さんがすごく真面目で、ほっこりします。糸島編では、女子高生の結が書道部やギャルとの友情などの青春物語の合間に、家族愛やお姉ちゃんに対しての思いが丁寧に描かれていると思います。根本さんの脚本で結の思いがすっと入ってくるので、演じていて迷うことがないですね」

――橋本さんの演じる米田結というキャラクターに共感する部分はありますか?

「糸島編の結は家族思いで、家族のために我慢して『自分が好きなことをやるなんて...』という部分があるんですが、私自身は好きなことをやれている方だと思うので共通する部分っていうのは、実はあまりないんです。でも、結ちゃんの『大切な人たちを傷つけたくない』っていう気持ちには共感しながら演じていました」

――橋本さんが子供時代、橋本家の食卓はどんなご様子でしたか?

「橋本家は全員が楽観的で、のびのび育ったと思います。食卓に関して言うと、5人家族必ずみんなで揃ってご飯を食べていて、その日にあった出来事をみんなで話していました。私と一番上の兄がすごくお喋りで、和やかな感じでした。今でも毎日のようにみんなで家族LINEで話しているくらい、仲がいいんです。昨日は一番上のお兄ちゃんとご飯行って、一昨日は双子のお兄ちゃんと飲み行きました!」

連続テレビ小説「おむすび」について語る橋本環奈

――今回のドラマは橋本さんがお生まれになる前の時代が舞台ですが、平成ギャルを演じてみていかがですか?

「私の周りにはギャルがいなかったのですが、演じていて思ったのはギャルって心意気なんだな、ということです。ギャルの掟として、『好きなことを貫く』、『周りの目を気にしない』というのがあるんですけど、今の世の中SNSもあって、周りの目を気にするなと言っても気にしてしまうと思うんです。そんなときにギャル魂が大事だなと思っていて、周りに何を言われても好きなことをとことん貫く部分がすごく素敵だなと思います。仲間も大事にしていてずっと変わらず、同じ話で笑えるというのが青春そのものだなと思います」

――ご自身のなかにギャル魂を感じる部分はありますか?

「仲間を大事にする部分です。友達を大事にして、一番の味方でいたいと思っています。私は高校生のときもお仕事をしていたんですが、周りの友達が優しくて、支えてもらっていました。授業のノートを見せてもらったり、久々に学校に行ったらお弁当を作ってくれたり、誕生日に黒板に寄せ書きを書いてもらったり...周りの人に恵まれていたと思います。友達に大事にされていたからこそ、自分自身も友達を大事にしたいなと思ってきました」

――高校生の結がギャルメイクをするシーンもあったと思いますがいかがでしたか?

「チョコレートくらい茶色いファンデーションを塗ったり、バサバサのつけまつげをつけたり、テカテカの口紅をつけたり...すごく楽しかったですね!時間もすごくかかりました。ギャルメイクには慣れていなかったんですが、みりちゃむがいろいろアドバイスしてくれたので、本物のギャルがいると助かるなと思いました(笑)台本のなかで、有起哉さん演じるお父さんが、ギャルメイクをした結が誰かわからなくて『どれが結なんだ?』というシーンがあるんですけど、ギャルメイクしたときの写真を私のお父さんに送ったら『これ誰ね?』って本当に私だと気づかなかったみたいで(笑)台本がリアルなんだなというふうにも思いましたね」

――平成ファッションの世界観についてどう思いますか?

「ドラマの中でいろんなファッションを展開していて、ローライズや、短いデニムのスカートを履いたり、面白いです。なかなか自分では選ばないファッションですが、かわいいですよね。色合いも鮮やかなので、着ていてテンションも上がります!」

――撮影の現場はどんな雰囲気ですか?

「今回の『おむすび』では、食がテーマなので食卓のシーンがとにかく多くて!共演者皆さんとご飯を食べながらずっと喋っています。みんなが大好きなのがピーマン味噌。ごはんが何杯でも食べられるくらい本当に美味しくて!カットがかかっても、基本みんな食卓から動かずに食べたり、話したりいて、和気あいあいとしています。撮影の合間に、久美子さん(母・愛子役、麻生久美子)とや有起哉さんとストレッチしながら話したりもしています」

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放送情報

連続テレビ小説「おむすび」
2024年9月30日(月) 放送開始
毎週月曜日~土曜日 8:00~ NHK総合にて放送
※土曜は一週間を振り返ります

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