桜井日奈子、10周年記念写真集に込めた思い「『桜井日奈子』として多くの人に知ってほしい」

――今回の写真集のロケ地となったベトナムに訪れたのは初めてだったそうですね

「初めてでした。今回いろんな候補がある中で、写真映えするスポットがたくさんあって、その場所によって雰囲気がガラッと変わるのがベトナムのいいところだよと教えていただいて。もう即決でしたね」

――ベトナムの異国情緒溢れる景色がすごく素敵ですよね

「楽しかったです。ベトナムは親日国ということもあって、日本が大好きと言ってくれる方が多くて、優しい方ばかりでした。今回はスケジュールも余裕があって、5日間たっぷりと撮影できたので、ベトナムの自然も堪能しつつ、いろんな文化に触れることができました」

――特に印象に残っているベトナムの景色はありますか?

「うーん、難しい(笑)。どこも素敵だったんですけど、強いて言うならフエですね。ネイビーの水着を着ている写真は、フエの水上コテージみたいなところで撮影しました。目の前に綺麗な湖が広がっていて、すごく綺麗なんです。お部屋にプールまでついていました。特にネイビーの衣装が私のお気に入りのカットで、この撮影の時に現場の雰囲気が変わったというか、いいものが撮れている感覚がありました」

――ホテルのベッドで笑顔を向けている写真もリラックスしていていい表情ですよね

「これもフエの水上コテージで撮ったんです。これもひとつエピソードがあって、撮影が始まった時はワチャワチャしながら撮っていたんですけど、カメラマンさんから『今この空間にはあなた1人しかいないと思ってほしい』と言われた時に、それまで楽しかった撮影のはずが、一気に感じ方が変わって、いろんな感情が沸いてきました。大好きなスタッフさんと一緒にいるこの空間というのは特別なものなんだと気づかされたというか。そう思った時に自然と涙が出ていました」

――その涙は自然と流れ出たものだったんですね。

「そうですね。モニターの前にいたスタッフさんたちは急に泣き始めたから、どうしちゃったんだろうって不安になったと思うんですよ。あの時の自分の気持ちはいつまでも忘れないだろうなと思います」

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作品情報

「桜井日奈子10周年記念写真集 鴇色」
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