成田凌、中川大志ら実力派俳優陣によって、映画監督・小津安二郎の作品が現代に蘇る！オムニバスドラマ「連続ドラマW OZU ～小津安二郎が描いた物語～」

絵画のように美しい構図が特徴的な唯一無二の映像世界で、没後60年を過ぎた今もなお国内外で高い評価を受け続ける映画監督・小津安二郎。彼の生誕120年を記念し、初期のサイレント映画全6作品を気鋭の映画監督6人が現代設定に置き換え、オムニバスドラマ形式で描いたのが2023年製作の「連続ドラマW OZU ～小津安二郎が描いた物語～」だ。

全6話構成の同ドラマでは、人気と実力を兼ね備えた俳優陣が顔を揃えている。そのうち、第4話「淑女と髯」は、立派なヒゲを蓄えたハイテンションな主人公・岡嶋喜一を成田凌が好演した青春ラブコメディだ。

もじゃもじゃ頭に長くて立派な髭。そして足もとは下駄という、インパクトの強いビジュアルに加え、常に大声な大学生・岡嶋喜一(成田)。友人・行本(須賀健太)の妹・幾子(森田想)から変人扱いされていたものの、堂々と我が道を貫いていた。そんな喜一は、ある日、道ばたで大平広子(堀田真由)と出会う。就職活動をするものの、髭が原因で何社も不採用になっていた喜一は、広子に髭を褒められ、「あなたがあなたのままで働ける場所があるはずです」と励まされるが...。

さまざまな映画やドラマで多彩な役柄を演じ、視聴者に鮮烈な印象を残し続けている成田が本作で演じたのは、目力とテンションの高さで周囲を圧倒する主人公・喜一だ。その暑苦しさから、令和を生きる"Z世代"からは浮いてしまっている喜一を、成田はすべてを蹴散らすような勢いのセリフ回しに加え、大きな瞳がこぼれ落ちてしまうのではないかと心配してしまうほどにダイナミックな表情とオーバーアクションで表現している。

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