――湊を演じる赤楚さんについては、どんな印象を持たれていましたか?
「共演が2回目の赤楚さんは、天真爛漫で、おちゃらけるのが大好きで、無邪気な少年というイメージがあるんですけど(笑)、湊という役になると、太陽と月で言うと月みたいな...たくさん秘密を抱えているようなミステリアスな人として現場にいらっしゃったので、美海が湊先輩に惹かれる気持ちも分かりましたし、何より赤楚さんが『湊先輩』という美しいものを体現していた気がして、すごく素敵だなと思っていました」
――美海に想いを寄せる幼なじみ・嘉陽田琉晴を演じる中島裕翔(Hey! Say! JUMP)さんの印象はいかがですか?
「中島さんとも共演は2回目なんですが、本当の中島さんがどういう人なのか分からないくらい琉晴として現場にいてくださいました。中島さんと同じシーンの日があると、自然と現場が活気づきますし、明るくなりますし、本当に役として生きていらっしゃるなと思いましたね。
あと、忘れられないのが、役に対しての追求心です。沖縄弁を完璧にマスターしているだけでなく、カチャーシー(沖縄の伝統的な踊り)を踊るシーンで、『僕、昨日YouTubeを観てめっちゃ勉強してきたんですよ』とおっしゃっていて、いざ地元の方と踊ったら、皆さん絶賛するぐらいお上手で...役に対する愛情が半端ない方だなと思いました。そばにいて勉強になることもいっぱいありましたね」
――共演シーンの多かった赤楚さんにも驚かされることが多かったのではないでしょうか
「前作でご一緒したときも思ったんですけど、例えば台詞を聞いている時の表情や佇まいが本当に素晴らしいんです。お芝居ってどうしても台詞を発信することばかりに力を注ぎがちなんですけど、個人的には受けることの方が難しいなと思っていて。そんななか、赤楚さんの『表情』で自分のお芝居が救われることもあったり、想像以上の佇まいを見せてくださったりしたので、今回も赤楚さんの『受けのお芝居』にめちゃめちゃ救われたなと思います」
映画情報
映画『366日』
2025年1月10日(金) 全国ロードショー
監督:新城毅彦
脚本:福田果歩
主題歌:HY「恋をして」(Polydor Records)
出演:赤楚衛二、上白石萌歌、中島裕翔ほか
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