向井理が表現する相容れない2つの顔！警察官と詐欺師、表と裏で華麗に欺く「ダブルチート 偽りの警官」

12月20日に最終回を迎えた「ライオンの隠れ家」で妻子に暴力を振るうDV男というダークな役どころを演じた向井理。表の顔は爽やかだが本性は冷淡な人物になりきった怪演でネットをざわつかせるなど、抜群の存在感を放った。

裏表のあるキャラクターで改めて俳優としての実力を証明した向井だが、今年の4月から放送された主演ドラマ「テレビ東京×ＷＯＷＯＷ 共同製作連続ドラマ ダブルチート 偽りの警官」でも2つの顔を持つ男を演じたばかりだ。ＷＯＷＯＷプライムでSeason1とSeason2が、2025年1月5日(日)と1月6日(月)にそれぞれ一挙放送される本作は、ＷＯＷＯＷとテレ東が初めて共同製作した注目作。社会に蔓延る詐欺事件をテーマに、警察官が詐欺師として法では裁けない悪を裁くクライムサスペンスだ。

向井が演じるのは、表向きは交番で働く真面目な警察官だが、その正体は詐欺師を騙してこらしめる"詐欺師K"という相容れない顔を持つ男・多家良啓介。もともとは大物詐欺師を追う捜査二課のエース刑事だったが、あることをきっかけに自らも詐欺師となり、身内である警察をも欺きながら、真の目的を成し遂げようとするアンチヒーロー的なキャラクターだ。

温かみのある笑顔を浮かべながら誠意を持って市民と接する様はまさに頼りになる町のお巡りさんだが、その一方でメガネをかけると詐欺師に様変わり。ダークな表情でターゲットに近づいたかと思えば、次の瞬間には軽薄な笑顔をまといながら懐に入り、鮮やかに金を騙し取っていく──詐欺師としての多家良も、向井はコロコロと表情を変えながら生き生きと表現した。

詐欺師を騙す詐欺師という役柄上、エピソード毎に"2つの顔"ではすまないほど様々な職業になりきっており、財団法人のお堅い社員からコピー機の飛び込み営業、ジャーナリストにレストラン経営者まで、スマートかつ堅実な自身のイメージを生かしながら巧みに演じ分けている。

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