江口洋介の父性を感じる表情が印象に残る!再共演の蒔田彩珠との相性の良さも目立つ「連続ドラマW 誰かがこの町で」

「連続ドラマW 誰かがこの町で」
「連続ドラマW 誰かがこの町で」

俳優・江口洋介が1月1日に57歳の誕生日を迎えた。頼れる兄貴分で熱血漢というイメージも根強く、かっこいい大人の男の代表格でもある。昨年は10月に26年ぶりとなるニューアルバム「RIDE ON!」をリリースし、Netflixシリーズ「忍びの家 House of Ninjas」やクライムサスペンス映画「ゴールド・ボーイ」と話題作に出演。そんな今なお第一線で活躍を続ける江口が、約4年ぶりに連ドラ主演を務めた作品が「連続ドラマW 誰かがこの町で」だ。

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1月24日(金)深夜にWOWOWプライムで一挙放送される本作は、2020年に「わたしが消える」で第66回江戸川乱歩賞を受賞した佐野広実の受賞後第1作となる社会派ミステリーが原作。反響を呼び重版出来となった同名小説の待望の実写ドラマ化で、新興住宅地を舞台に住民たちの間に渦巻く"同調圧力"が引き起こす恐怖を生々しく鮮烈に描き出す。

同調圧力の恐怖を描いた衝撃の社会派ミステリー「連続ドラマW 誰かがこの町で」
同調圧力の恐怖を描いた衝撃の社会派ミステリー「連続ドラマW 誰かがこの町で」

物語は、2001年に埼玉県の美しが丘ニュータウンの福羽地区で、木本夫妻の6歳の息子が殺害される事件が発生したことから始まる。事件から23年経った現在、横浜で法律事務所を構える弁護士・岩田喜久子のもとに、望月麻希と名乗る若い女性が訪ねてくる。彼女は「喜久子の大学時代の友人・望月良子の娘で、自分の家族がどうなったのか知りたい、自分が本当は何者なのかはっきりさせたい」と言う。望月一家は19年前に失踪していたが、赤ん坊だった麻希だけが残され、児童養護施設で育てられていた。

「連続ドラマW 誰かがこの町で」
「連続ドラマW 誰かがこの町で」

江口が演じる真崎雄一は喜久子のもとで働く調査員。以前は政治家秘書として働いていたが、裏金作りに加担させられ苦悩していた最中に起きたある出来事をきっかけに辞めていた。望月家の件の調査を任された真崎は、彼女が家族と暮らしていた町を訪れる。

「安全で安心な町」をモットーに掲げるその町で過去に少年誘拐致死事件が起きていたことを知り、過去に同地区で起こった失踪事件を麻希と共に調べることに。そんな真崎には、娘を自殺で亡くすというあまりにも辛い過去があった。今も大きな心の傷と後悔を乗り越えられず未来に希望を見出せないままに生きている男を、江口が繊細に演じている。

持ち前のエネルギッシュなオーラは封じ、伏し目がちで暗い。複雑で重い過去を背負う、その佇まいには孤独と悲哀が滲み、光のない瞳から絶望の深さが伝わる。そんな中で懸命に家族を探す麻希と出会い、彼女のために真実を追う中で少しずつ心境が変化していく様、麻希に向ける父性を感じる表情が、強く印象に残った。

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放送情報【スカパー!】

連続ドラマW 誰かがこの町で
放送日時:2025年1月25日(土)1:00~
チャンネル:WOWOWプライム
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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