
――それぞれの役柄について、どのようなキャラクターだと受け止めて意識していますか?
堀内「ルリカちゃんは、本当に自分が好きなことや、やりたいことに対してまっすぐで、それをちゃんと自分で気付ける、自分自身に対しても誠実な子なんだなと感じたんです。でも、それが自分のことでいっぱいいっぱいになってしまうのではなくて、周りも常に見えていて、メンバーのみんなが今どう感じてるのかなとか、そういうことを察する力も兼ね備えているから、常にみんなの中の太陽みたいなエネルギーを発することができる、すごく素敵な女の子なのかなと思いました。公演を重ねていく中で、最初の頃はちょっと私も常に120%で演じていたので、振り返るとめちゃくちゃエネルギッシュだったなって思うのですが、だんだん回を重ねるごとにカンパニーの皆さんとのチームワークもお互いに信頼し合える空気感が生まれてきて、背負いすぎるのではなく、エネルギーを交換し合えるような、そういう一つ力を抜いたリラックスした状態で、ルリカちゃんとしてステージに立てていたような感覚があります」
冨田「アンズちゃんはすごく責任感が強くて、みんなのことを第一に思って行動する子なのかなと思います。グループのセンターなので、佇まいから意識していこうと思うのですが、パフォーマンスでもそうでないときも、説得力のある動きを取り入れながら、自分自身のアイドル活動とも重なる部分があるなと思うので、そこも取り込んで、演じていけたらいいなと思います」
浅井「ユズハちゃんは、ルリカちゃんの幼なじみで、ルリカちゃんが大好きで、ずっと頭の中もルリカちゃんでいっぱいなんです。自分の気持ちをなかなか表に出さなくて、自分よりルリカちゃんとか大好きな周りの友達を優先してしまうことが多いんです。でも、内に秘めてる思いはしっかりある子だなと思っています。ユズハちゃんはすごいお嬢様学校に通う勉強熱心な女の子で、10人のメンバーの中で、私的にはアイドルというワードからは一番遠いんじゃないかなって思ってる子が、スクールアイドルとしてキラキラ輝いていく過程を、公演ですごく丁寧に演じられるように意識しています。あと、頭の中とか視線の先とかはずっとルリカちゃんって思っていて、私もずっとまりっぺのことを考えながら、休演日とかもまりっぺのことを考えてやってます(笑)」
西葉「部長ということで、しっかり者でみんなをまとめる、どの物語にも1人はいるようなテキパキしている印象のメンバーがミスズちゃんだと私は受け止めていました。芸能をずっとやってる身からするとミスズの立場はすごい共感できるところが多いのですが、見てる方の共感を得られるかがちょっと難しいなって思いました。見方によっては独りよがりや、自分勝手に見えてしまうお客様もいるかなって思ったので、公演を重ねるにつれて、"ミスズがこの言葉を言ってもいいぐらい、私はミスズとしての説得力を上げなければいけない"と、本番中も稽古中もミスズが嫌な感じに映らないように調整して、自分で納得させられるお芝居をしていく意識をしました」

(C)プロジェクトラブライブ!スクールアイドルミュージカル
――堀内さんと浅井さん、冨田さんと西葉さんはお互いに同じ高校で関係性が深い役柄を演じられますが、それぞれお互いの第1印象と今の印象を教えてください
堀内「実は、なーみんとは大学が同じだったんですね。大学の授業で同じ教室にいたのが初めて会ったときで...そのときは話すというよりは、同じ授業を受けてる1クラスメイトという感じだったので、深くは話さなかったんです。初めて話したのは、この作品への出演が決まって、Aqoursさんのライブを見に行かせていただいたときに、なーみんが『堀内さんですか?』みたいな感じで声をかけてくれて(笑)」
浅井「あー!懐かしい!(笑)」
堀内「そこでちゃんと自己紹介し合ったのが多分初めてだよね(笑)。そのときも、なーみんから声をかけてきてくれて、周りが見えてるんだ、誠実に常にセンサーを働かせているなという印象がありました。どんどん一緒にお芝居をしたりとか、作品を重ねていくごとになーみんは、常に自分が困ってるときに助けてくれる言葉を与えてくれたり、本番中に私の喉の調子があんまり良くないかもっていうときにわざわざお家から喉のシロップを持ってきてくれたりとか、見返りを求めずに周りの人を助けてくれる優しさがすごくある。語り尽くせないほどなーみんへの思いはあるんです。ユズハちゃんとルリカちゃんの関係性みたいに、なーみんに救われていることがすごくあるので、本当に出会えてよかったなって思ってます」
浅井「私も、私みたいに芸能活動をしながら大学通っている子がいるんだよって教えてもらって、『堀内さんっていうんだ』みたいな感じで知って、当時から笑顔が素敵でその場にいるだけで明るい雰囲気になるような人だなって思ってました。ずっと今も変わらず明るく太陽みたいな人だなって思ってます。年月を重ねて話したり、一緒に演じていくたびに支えたいとか、背中を預けられるような存在でいたい、そういうふうに自分がもっと頑張りたいというモチベーションの鏡みたいな、本当に尊敬できるところがたくさんある。自分が悩んでるときとかもいっぱいたくさん話を聞いてくれたりとか、話すとすごいすっきりするし落ち着くし...こんな2年とかの関係性じゃないんじゃないかなって思えるぐらい、本当にすごい信頼している。私も本当に出会えてよかったなって思います」
堀内「もうちょっと...ヤバいですね!(照)」
西葉「私はかわいい子を見ると『怖いかも...』って思っちゃうんです。(冨田の)写真を見て、めっちゃかわいいから大丈夫かなって思ってました。でも、顔合わせした瞬間、すぐご挨拶に来てくださって、(怖いかもと疑っていて)ごめんなさいみたいな(笑)。笑顔が素敵で、冨田さんのアンズと一緒にお芝居できるんだと思って楽しみですね。どんなお芝居をするんだろうとわくわくしちゃって。初演から今まで関根優那さんがアンズを演じていて、初めてアンズが変わってどんな感じかなってすごい楽しみです」
冨田「私も同じく、怖い方だったらどうしようといろいろ考えてしまっていたんですけど...すごいお優しくて!稽古が始まる前にYouTubeなどでミュージカルの一部を見させていいただいたのですが、お歌も素敵で。これからご一緒させていただくにあたって、このミュージカルがすごく楽しみになりました。ミスズとアンズの関係性も、ルリカとユズハにすごく近しい部分があると思うので、私達も親密な関係が築き上げられたら嬉しいです」
公演情報
「スクールアイドルミュージカル」
東京公演
会場:日本青年館ホール
日時:2025年2月9日(日)~19日(水)
大阪公演
会場:新歌舞伎座
日時:2025年4月4日(金)~6日(日)
公式X(旧Twitter): https://twitter.com/sim_LoveLive
■ドラマ情報
「ラブライブ!スクールアイドルミュージカル the DRAMA」
FOD見放題にて独占配信中!
URL:https://fod.fujitv.co.jp/
公式サイト:https://www.mbs.jp/sim_LoveLive/
■商品情報
「ラブライブ!スクールアイドルミュージカル the DRAMA Blu-ray BOX」
発売日:2025年2月5日
品番:LABX-8856~8
仕様:Blu-ray Disc3枚組(本編2枚、特典映像1枚)、スリーブケース、ブックレット20P、ブロマイド(2種)
URL:https://www.mbs.jp/sim_LoveLive/blu-ray.shtml
(C)「スクールアイドルミュージカル the DRAMA」製作委員会
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