
――共演者それぞれの印象をお聞かせください。撮影を通して感じた八木さんのイメージは?
「『ストイック』ですね。役に対する取り組み方もそうですが、多分皆さんの印象にもある、体がすごくバキバキなんですよ。あれってなかなかできることじゃないじゃないですか。もちろん相当な知識も必要だし、忍耐力というか、続けることも難しいし、撮影中も近くで見ていて食事にも気をつけていたし...そこも含めてストイックな印象があります」
――続いて、櫻井さんはいかがですか?
「やっぱり『焼き鳥好き』。そのイメージが本当にあるんですよ(笑)。あと、サッカーがうまいですね。本編でもサッカーをするシーンがあるんですけど、僕が撮影をしたあとにそのシーンを撮っていたので、見学させてもらったのですが、櫻井くんは、サッカー経験者の僕から見ても『うまいな〜』と思いましたし、ボールのタッチがすごく柔らかくて上手でしたね」
――最後に椿さんについての印象を教えてください
「僕の中では一番の『ムードメーカー』です。明るいですし、MC力みたいなものもあるし、いろいろなことに慣れているんですよね。みんなで一緒に話をしていても心地良く、椿くんがいることで、会話がどんどん弾んでいく感覚がありました。椿くんが現場にいてくれると助かりましたし、現場のムードメーカーで本当にありがたい存在でした」
――本作は、18歳になった高校生たちが主人公の物語です。井上さんが高校生のときは、どんな学生だったんですか?
「僕はこの4人のなかで言うと、ナツキっぽいのかなと思います。ナツキは、運動が好きで、友達とのシーンは今回あまり描かれていないけど、きっと友達もたくさんいるんじゃないかなと思うんです。僕も、友達と放課後にサッカーをしたり、ボーリングに行ったり、カラオケに行ったりして、割と外で遊ぶことが好きな学生でしたね」
――最後に、本編で4人が使った魔法についてお聞きしたいです。彼らが選んだ選択については、どんなことを思われたのか教えてください。
「過程を見ずにその選択だけを見ると『本当かよ』と思う方もいると思いますし、僕も『まったくそう思わない』と答えると嘘になります。でも、脚本の鈴木おさむさん、監督の木村真人さんが、家庭での出来事、自分のこと、学校の友達、好きな人など、4人それぞれが抱えている葛藤や、最後の選択を繊細に描いてくださったからこそ、納得しました。自分たちが抱えているものと向き合った結果で決めているから、すごく素敵な選択だったなって思うんですよね」
文・写真=浜瀬将樹
映画情報
映画「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」
公開日:2月21日(金)
原作・脚本:鈴木おさむ
監督:木村真人
出演者:八木勇征、井上祐貴、櫻井海音、椿泰我ほか
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