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西野七瀬、『少年と犬』を通して出会った新しい感情とは「自分と強く重なってくる感覚」

俳優

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――今回、初共演となった高橋文哉さんと共演されての印象はいかがでしたか?

「最初は初めましてという感じで、お互いに様子を伺う雰囲気があったのですが、すぐに普通に雑談したり、打ち解けられました。(高橋さんの方が)年下だったのですが、年齢もあまり気にせず自然に接することができましたし、向こうも同じように感じてくれていたのかなと思います。おかげでとてもリラックスして過ごせました」

――西野さんは初共演の方とはすぐ打ち解けられるタイプですか?

「でも、やっぱり最初は様子を見ます(笑)。話しかけられるのが嫌じゃないかなとか、そういうのは少し気にしながら相手を観察していると思います。こちらも無理をせずにお互いが自然体でいられる環境が一番いいなと思っているので、なるべく相手に合わせるようにしています」

――相手の出方を見つつ、お互い良きタイミングで心を開くというか。

「そうですね。頑張ってたくさん喋ろうとはしないです(笑)。無理せず、頑張らない感じで接するのが自分のスタイルです」

――高橋さんとは共演シーンも多かったと思うのですが、お互いの演技に関してコミュニケーション取られましたか?

「動きがある場面については、監督と事前に話して決めることはありましたが、そのやり取りを2人で事前に決めることは特にありませんでした。まずは自然にやってみて、その上で監督が演出の中で少しずつ調整する、という流れが多かったです。美羽と和正の関係性としてもそこまで密接にコミュニケーションを取らなくてもいいと思っていたので、お互い合わせるというよりは、むしろ合ってなくてもいいかなと思っていました」

――西野さんにとって映画主演は『あさひなぐ』以来となります。そこから年齢を重ねるごとに仕事への向き合い方は変化していきましたか?

「7~8年前と比べると、本当に変わったと思います。でも、未だにわからないなと感じることも多くて。お芝居に関しても、『ちゃんとできたことがあるのかな?』とよく思うんです。自分ではその判断がなかなかできなくて、常に不安を抱えながら、毎回作品に臨んでいます。でも、作品を一つひとつ重ねていくごとに、少しずつ視野が広がったり、自分が今何に悩んでいるのかを考えることで、少しずつ成長できているのかな、と思えるようになってきました」

――今まで気づかなかった感情に気づいたりもしましたか?

「こういった取材のときに思います。普段は自分が思ったことを整理して話すことはほとんどないので、取材していただいて初めて自分ってこう思ってたんだ、と確認できるんです」

――では、最後に2025年にチャレンジしたいことを教えてください

「実は最近、畑にちょっと興味が出てきたんです。小さい頃にサツマイモ掘りに参加したことがあるくらいで、収穫の経験はほとんどなくて。なので、大人になった今、改めてそういうことに興味が湧いてきて。収穫だけじゃなくて、何かを植えることにも挑戦してみたい気持ちもあります。何をするかはまだはっきり決まっていないんですけど、自然豊かで綺麗な土のある場所に行けたらいいな。農作物を育てたり、畑にお邪魔させてもらったりする機会があったらなお嬉しいです」

取材・文=川崎龍也 撮影=MISUMI
ヘアメイク=猪股真衣子(TRON)
スタイリング=鬼束香奈子

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映画情報

映画『少年と犬』
2025年3月20日(木祝)公開

詳しくは
こちら

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