2023年9月から2024年8月まで放送された令和仮面ライダーシリーズの5作目「仮面ライダーガッチャード」。"錬金術師"をテーマとし、2011年の「仮面ライダーフォーゼ」(福士蒼汰主演)以来となる学園生活を軸にした作品であることも特徴だった。その映画版として2024年7月に公開されたのが、「仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク」である。

本編同様に主人公の一ノ瀬宝太郎＝仮面ライダーガッチャード(本島純政)をはじめ、レギュラーメンバーが集結。物語は、未来の世界から時空ゲートを通って敵のドレッド軍団が襲来。一ノ瀬宝太郎＝仮面ライダーガッチャードたちが応戦する場面で始まる。宝太郎、九堂りんね／仮面ライダーマジェード(松本麗世)たちは、無尽蔵に現れる敵に苦戦するが、敵が未来から送り込まれていることを知る。未来の世界には、かつて宝太郎たちの窮地を救ってくれた、20年後の宝太郎＝仮面ライダーガッチャードデイブレイク(DAIGO)がいる。未来の世界の危機を察知した宝太郎は、今度は自分たちが未来の宝太郎を助ける番だと、ギガントライナーで時空を超え、りんねと共にデイブレイクのいる未来世界へと旅立つ。20年後の世界でガッチャードデイブレイクと再会した宝太郎たちは、グリオンによって壊滅状態に陥っていた世界を救うために共に戦うことを提案するが、ガッチャードデイブレイクはその申し出を断る。まるで自らの死に場所を探すように戦い続ける彼には忌まわしい過去が付きまとい、自分自身に怒りを向けていたのだった...。