馬場ふみか、映画「愛されなくても別に」で共演した南沙良との思い出「後ろに沙良ちゃんを乗せて山道を下って...」
俳優

馬場ふみかが出演する映画「愛されなくても別に」が7月4日(金)より公開される。
同作品は、2021年に第42回吉川英治文学新人賞を受賞した武田綾乃の同名小説を映画化したもの。親の過干渉、虐待、性暴力など家族間で生じる問題から社会のひずみに斬り込みつつ、その世界をサバイブする女性たちの清々しさと、「不幸であることで、ある種の優越感を抱いていた状態」からの脱却までを描いた新時代の青春ストーリー。
宮田陽彩(南沙良)は、大学に通いながら、それ以外のほとんどの時間を浪費家の母(河井青葉)に代わって家事とアルバイトに費やし、学費を稼ぎながら家計を支える日々を送っていた。遊ぶ時間も金もなく、何かに期待して生きてきたことがない。そんなある日、同級生・江永雅(馬場)の父親が殺人犯だといううわさを耳にする...。

今回は公開に先駆けて雅を演じる馬場にインタビューを行い、役作りや撮影の思い出、南の印象、苦労したことなどを語ってもらった。
――脚本を読んだ時の感想を教えてください
「登場人物それぞれが抱えている問題はものすごく重く苦しいのですが、ただ苦しくて悲しくてつらいというだけじゃないところがすごく素敵だなと思いました。友達や恋人、家族とも違った(宮田と江永の)寄り添い方がすごく素敵で、『人生においてこういう相手に出会えることってすごく幸せなことだな』と感じました。そんな中で、江永の『自分でもそうすることしかできない』というセリフには、自分も過去にそう思った瞬間があったことを思い出して、彼女の心情に共感しました」
――江永という人物をどのように捉え、どんなアプローチで役作りされましたか?
公開情報
映画「愛されなくても別に」
2025年7月4日(金)公開
配給: カルチュア・パブリッシャーズ
(C)武田綾乃/講談社 Ⓒ2025 映画「愛されなくても別に」製作委員会
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