"どんでん返しの帝王"の異名を持つベストセラー作家・中山七里による人気シリーズが、上川隆也を主演に迎え、ドラマ9「能面検事」として2025年7月11日より放送中だ。

大阪地検きってのエース検察官である不破俊太郎(上川)は、検察の上層部や警察組織に対して一切の忖度なく、とにかく冷静沈着に、淡々と職務を全うする人物。あまりの無表情ぶりに"能面検事"と呼ばれている。そんな主人公・不破が、権力者による圧力に屈するどころか、逆に圧倒しながら事件の真相を暴いていく骨太で痛快なリーガルミステリーだ。

同作で、不破と共に働く大阪地検総務課事務官・前田拓海を演じるのは大西流星。なにわ男子のメンバーとして活動する一方で、映画「恋を知らない僕たちは」やドラマ「まどか26歳、研修医やってます！」などに出演し、アイドルだけでなく俳優としての活躍も目覚ましい。

今回は大西にインタビューを実施。作品への思いや演じる上で意識していることなどを聞いた。

――本作への出演が決まった時の率直な感想をお聞かせください

「"まさか23歳の自分が事務官という役をいただけるなんて！"という驚きと、"大西流星でもやっていいんだ"という嬉しさがありました。今まで学生役はたくさん演じてきましたが、徐々にお仕事ドラマのオファーをいただくようになってきて、自分も成長してきたんだな、大人になってきたんだなという実感がありました」

――原作小説や台本を読んだ際の感想は？

「やっぱり『能面検事』というワードがすごく強くて。"一体どういうことなんだろう？"というところから読み始めたんですけど、上川さんが演じる不破検事が表情1つ変えずに事件に向き合っている姿がすごくかっこよくて。事件を解決するためにそういった表情をしているのは、すごくプロフェッショナルだなとも思いますし、事件を解決するだけのドラマではない、面白い新鮮味のある作品だなと思いました」

――スーツ姿でドラマに出演されるのも、あまりない機会だったと思います