大西流星が、上川隆也主演「能面検事」での撮影秘話を明かす「関西人としてなんてことをしているんだ!って(笑)」

俳優

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(C)「能面検事」製作委員会

「スーツを着ると、ちょっと背筋が伸びるというか、"キリッとした表情をしないと"と思ったりもします。今回は髪もセンター分けで、さらっと爽やかな感じになっているので、自分の中では"THE 爽やか公務員"という感じを意識しています(笑)。普段スーツを着る機会が少ない一方で、スーツのCMにも出演させていただいているので、"しっかり着こなさないと"という気持ちです。髪型はメイクさんと話し合って、普段の自分の感じとは違うような、表情も見えやすい、よりスーツが似合う髪型になったかなと思っています」

――前田拓海という役柄についてはいかがですか?

「今回、関西弁でお芝居するということで、すごく自分の中でも逆に新鮮というか。関西弁を前に出すような役柄を演じる機会がなかったので、持ち前の関西弁を活かせるという嬉しさもありながら、お芝居の中で法曹関係の難しい用語がたくさん出てくるので、撮影の中でもたくさん苦戦しているんですが、その中で自分も成長できるのかなと、すごく感じています」

――演じる上で意識されていることはありますか?

「僕は普段は関西弁なんですけど、お芝居となると標準語しか喋ってこなかったので、リハーサルの時に『標準語になっていたよ』と監督にご指摘いただいて。その時は『関西人としてなんてことをしているんだ!』って、本当に自分で自分を叩きたいくらいだったんです...(笑)。そういうことがあってから、本当に『マシマシの関西弁でいかないと!』と思って、演技が始まる前に一度セリフをコッテコテの関西弁に変換するというのをやっていたんです。アンミカさんみたいな関西弁ゲキ強タレントさんを自分の中に召喚させて、セリフを読ませるっていうのをやっていました(笑)。関西の方がご覧になられると、『大西、なんかいつもより関西弁強くない?』って思われると思うんですけど、そのせいだと思います。そして、前田くんは役柄的にすごく明るいキャラクターでもあるので、テンションを自分の中で上げながら、お芝居に向き合っている感じです」

――実際に現場で演技をしてみて感じたことはありますか?

「まだ事件現場には足を運べていなくて、それこそ吉谷彩子さん演じる惣領さんや、観月ありささんが演じている仁科さんから『不破検事ってこういう人なんですよ』みたいな話を聞いたりするシーンが多いんです。だんだんお話が進むにつれて、事件との距離感が縮まってくると思うので、すごく楽しみでワクワクの方が大きいですね。ようやく司法ミステリーという作品の世界により濃く入れると思うと、ちょっと大人になった感覚になるのかなと思います」

取材・文=中村実香

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放送情報

能面検事
放送日時:2025年7月11日より、毎週(金)21:00~放送中
チャンネル:テレ東系
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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