俺様役の松本潤に、王子様を演じた小栗旬...魅力溢れる御曹司がヒロインを取り巻く!井上真央主演「花より男子」

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「花より男子2(リターンズ)」(C)神尾葉子/集英社

F4とは「Flower 4、"花の四人組"」の通称で、つくしが通う「英徳学園」のヒエラルキー頂点に君臨する4人組。道明寺財閥の御曹司・道明寺司(松本潤)、花沢物産の御曹司・花沢類(小栗旬)、日本1の茶道家元の跡取り息子・西門総二郎(松田翔太)、美作商事の息子で副社長・美作あきら(阿部力)は、いずれも英徳学園の中で頭ひとつ抜けた大金持ちの御曹司で、学園中の憧れの的。富裕層でない一般家庭の生徒が学園内にいることが判明すると"赤札"を貼り、制裁をするなど独裁的なところもあるが、学園中の生徒に支持され、多額の寄付金を収めていることもあり、教師たちも口を出せない。

「花より男子」(C)神尾葉子/集英社

そんな学園の習わしに違和感を抱きつつも、平穏な高校生活を過ごせるよう努めていたつくしだったが、ひょんなことからF4に目を付けられ、"赤札"を貼られてしまう。しかし、つくしは持ち前の負けず嫌いで強気、正義感の強い性格で彼らに立ち向かい、そんな彼女に心を打たれた道明寺は恋に落ちていく。さまざまな確執や葛藤もありながらも惹かれ合う貧乏なつくしと御曹司に生まれた司の恋模様、そしてそれを取り巻くF4や生徒たちの人間模様が描かれた。

■"誰推し?"、悩ましいほどに魅力溢れるキャラクターたち

司は世界に名をはせる道明寺財閥の御曹司で、F4の中でも際立ってわがままでけんかっ早い、いわゆる"俺様"タイプ。赤札で独裁的に学園を取り仕切きっているのも司が中心で、"金と権力があれば何でもできる"といわんばかりの横暴な性格。しかし、そんな司がつくしを好きになり、自分の思い通りにならないことだらけという初めての状況に戸惑い、苛立ったりしながらも、どうにかつくしの気を引こうとする。御曹司だからこそ、つくし視点だと「少しずれているな...」みたいな言動もあるのだが、その不器用さにやっと普通の高校生らしさを感じられ、つくしの態度に一喜一憂する姿が可愛らしくも思える。つくしとのかかわりの中で柔らかい表情や優しい一面、ピュアな性格が徐々に垣間見えていく、そのギャップが司の魅力だ。一方で、つくしにピンチが迫った時には手を差し伸べる、そんな真っすぐで男らしい性格は一貫して変わらない。時に柔らかい表情でコミカルに、時に力強いまなざしで司の二面性を表現した松本の演技も見事で、本作は松本の代表作ともいえるほどのハマり役となった。

「花より男子」(C)神尾葉子/集英社

そんな俺様キャラの司とは対照的な存在が、小栗演じる類だ。人付き合いが苦手でクールな性格ではあるが、マイペースでおっとりとした物言いの"王子様"キャラ。非常階段で居眠りしていたり、ボーっとしていたかと思えば突拍子もないことを言って周囲を驚かせたりと、肩の力の抜けた存在感には、司とは真逆の魅力がある。類もつくしに惹かれ、司のライバル的な存在として立ち回り、落ち込むつくしに優しい声をかけて微笑みかける。そんな展開に「もし自分がつくしだったら、司か類か...」と、想像力を掻き立てられた人も多いのではないだろうか。

「花より男子2(リターンズ)」(C)神尾葉子/集英社

金髪に全身白の衣装を身にまとい、柔らかいセリフ回しとミステリアスな表情で、花沢類の儚さを体現した小栗。主軸はつくしと司の恋模様なので、類はいわゆる"当て馬"的な役どころではありながら、放送当時、絶大な人気を集めたことが印象深い。

司と類に加えて、遊び人で軽口だが情に熱いところもある総二郎と、ムードメーカーで気配りの上手いあきら。松本、小栗、松田、阿部、それぞれの演技が、つくしを取り巻く魅力的な御曹司たちを生み出した。

文=HOMINIS編集部

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放送情報【スカパー!】

花より男子
放送日時:2025年8月2日(土)11:00~[全話一挙放送]

花より男子2(リターンズ)
放送日時:2025年8月3日(日)10:00~[全話一挙放送]

チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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