吉岡秀隆野田洋次郎演じる逃亡犯を追う刑事を「夜の道標」で体現「自分が出ていないシーンも台本を読んで犯人に思いを巡らせていた」

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――中でも印象的だったシーンを教えてください

「この物語に大きく関わっている阿久津の母親を演じた(キムラ)緑子さんとの聞き込みシーンです。最初は『お久しぶりです』なんて言ってお互いに笑っていたのですが、そこから距離を取られて...。カメラが回っていないリハーサルが始まったら、最終的に大矢刑事を演じていた(高杉)真宙くんはその迫力に負けて尻もちをついていました。それぐらい迫力があって本当に怖くて。緑子さんと対峙して、より僕らは本当に平良と大矢になれた気がしました」

――作品を撮っていく上で身も心も平良になられたんですね。そんな平良がずっと追いかけていく人物・阿久津への思いは、撮影が始まった当初といろんな聞き込みのシーンを終えた後では変わっていましたか?

「僕はこの撮影期間中、ずっと阿久津のことだけを考えていたような気がします。あまりにもその気持ちが強く、途中で阿久津演じる野田さんの曲をちょっと聴いてみたりしようとし『あぁダメだ』と思ったりして(笑)。台本を広げて僕は出ていない阿久津のシーンを読んではどのように演じているのだろうと、常に阿久津に思いを巡らせ、気持ちは共にありました。最終的に、僕と大矢は車の中から阿久津を見つけるのですが、あのときはやっと見つけたぞという気持ちになりましたね。ただ撮影の合間に真宙くんとよく話していたのですが、『誰も悪くない』んですよ。それは阿久津も同じで。だからとてもつらくなりましたね」

野田洋次郎が、吉岡秀隆演じる刑事・平良が追う逃亡犯を好演
野田洋次郎が、吉岡秀隆演じる刑事・平良が追う逃亡犯を好演

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