佐野勇斗、桜田ひよりのアドバイスで役作りが固まる「10年役者をやってきて、初めて見せる僕の姿」と語る、ドラマ「ESCAPE それは誘拐のはずだった」
俳優

――『令嬢とヤンキー』という異色バディの逃亡劇で、大介はワイルドな役とも言えますね。どうやって役を作っていったのですか?
「最初の台本読み合わせの時に、大介としての演技を何パターンか作っていきましたが、それがあんまりハマらなくて。休憩中、桜田(ひより)さんに『こうしてしゃべっている感じが、一番リンダに近いのでは』と言われて、ほぼ普段の自分の話し方やテンションのまま、やってみることにしました。なかなか演じる側としては勇気がいる決断ですけどね(笑)」
――今どきの20代の男性であり、ちょっとぶっきらぼうという感じでしょうか?
「そうですね。今まで10年役者をやってきて、初めて見せる僕の姿だと思います。ビジュアルもそうだし、セリフのひとつひとつを言うのにも、あまり出していない僕の顔が見られると思うので、そこはぜひ見てほしい。荒っぽいセリフも全然違和感がなくて。今までの他の役、例えばオタクなキャラとかよりも、アドリブとかもペラペラ出てきています」

――桜田ひよりさんとの共演はいかかですか? 役柄でも、実際の年齢も、桜田さんの方が年下になりますね
「桜田さんは、改めて演技が上手いなぁと思いました。細かい感情の変化の表現はもちろん、セリフの言い方がセリフじゃないというか、本当に結以が言っているようにしか聞こえない。本当に自然に役を落とし込んでいますよね。僕も、桜田さんのお芝居に引っ張られて、いつもよりセリフが言いやすい感じがします。アドリブを言うとその場で即座にラリーを返してくれるし、アクションでも、第1話で大介が結以に投げ飛ばされるシーンがあるんですが、桜田さんは合気道をやっていたように見えるよう、姿勢から矯正して臨んだそうで『この子、すご!』と思いました」

放送情報
ESCAPE それは誘拐のはずだった
放送日時: 2025年10月8日(水)22:00~
※毎週(水)22:00放送
チャンネル: 日本テレビ系
出演=桜田ひより、佐野勇斗(W主演)
ファーストサマーウイカ 結木滉星 加藤千尋 髙塚大夢(INI)
/志田未来/松尾諭 山口馬木也 富田靖子 北村一輝ほか
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