唐沢寿明、後輩へのアドバイスを「ちょっとしたヒントで変わる人は変わる」と振り返り、ドラマ「コーチ」で若手俳優の躍動に期待
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(C)コーチ製作委員会
堂場瞬一による警察小説「コーチ」を原作とし、唐沢寿明が主演を務めるドラマ9「コーチ」が10月17日(金)からテレ東でスタートする。
唐沢演じる、警視庁人事二課所属の一見「冴えないおじさん」の向井光太郎が、捜査に失敗して行き詰まり逃げ出したくなっている若手刑事たちを「コーチ」し、魔法のように彼らの潜在能力を引き出していく。そして、苦境を乗り越えた若手刑事たちはやがて結集して大きな事件に立ち向かい、向井の衝撃的な過去も交錯し、物語は予想外の展開に進んでいく。
若手刑事には、倉科カナ、犬飼貴丈、関口メンディー、阿久津仁愛、そして彼らを取り巻く警視庁メンバーには古田新太、木村多江が名を連ねる。
刑事としてだけではなく、人間としても成長させていく姿を描いた異色の警察ドラマとなっている。今回、唐沢にインタビューを行い、役作りやドラマの見どころに加え、タイトルにもなっている「コーチ」にまつわるエピソードを伺った。

(C)コーチ製作委員会
――今回演じる、向井光太郎をどのような人物だと捉えていらっしゃいますか?
「今まで演じてきた役ともちょっと違うタイプのキャラクターです。飄々とした感じがありつつも自分の考えをしっかり持っていてブレない人物ですね。ドラマのタイトルが『コーチ』ですが、若手に『これをやれ』とか『あれをしろ』という風に指示するわけではありません。ちゃんと自分たちで考えさせて、それを成功体験にしていくといった教え方をしています。やっぱり自分で考えないと自分のものにはならないですからね」
――確かに言われたことをするだけで、自分で考えたりしないと成功体験にならないですし、達成感もないですからね
「はい。そういうことによって自分が生まれ変わるというか、変えることができると思います。ですので、このドラマはスポ根みたいな感じではなくて、人間ドラマもしっかり入っている感じの内容になっています」
――向井光太郎は、一見「冴えないおじさん」ですが、その風貌、見た目は唐沢さんご自身が考えられたのですか?
「そうですね。ただ風貌を変えているだけではダメだと思っていて、本当にその人に見えなきゃいけないので、こういうのを真剣に考えるのは楽しいんです。この身なりで『向井』になるので、これで外を歩いても誰も気付かないですよ。だから、これはこれで成功かなって」
放送情報
ドラマ9「コーチ」
放送日時: 2025年10月17日(金)21:00~
※毎週(金)21:00放送
チャンネル: テレ東系
出演=唐沢寿明、倉科カナ、犬飼貴丈、関口メンディー、阿久津仁愛/古田新太、木村多江
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