「あんぱん」の"健ちゃん"も好評だった高橋文哉が切実に生きる青年を熱演!西野七瀬の新境地も見逃せない映画「少年と犬」
俳優
画面の隅々まで愛すべきキャラクターの息遣いに満ち、最後まで視聴者を楽しませ続けた連続テレビ小説「あんぱん」。その中でも嵩(北村匠海)の親友で、博多弁が印象的な"健ちゃん"の登場を楽しみにしていた人も多いはず。初の朝ドラ出演となった高橋文哉が好演し、天真爛漫な"健ちゃん"のどこか抜けたところまでをかわいらしく表現。お茶の間に笑顔と癒しを届けるようなキャラクターを、見事に作り上げていた。
そんな高橋が奥深い演技を見せているのが、西野七瀬とダブル主演を果たした「少年と犬」。11月22日(土)にWOWOWシネマで放送される本作は、ノワール小説の旗手として日本の文学界の先頭を走り続ける馳星周が2020年に発表、第163回直木賞を受賞した連作短編集をもとに、「ラーゲリより愛を込めて」(2022年)の瀬々敬久監督が映画化した感動作だ。
東日本大震災で被災した青年と、ある秘密を抱えた女性、2人を主人公に飼い主を失ってどこかへと旅を続ける犬"多聞"の一時的な飼い主となった彼らの物語が綴られていく。
(C)2025映画「少年と犬」製作委員会
高橋が本作で演じたのは、震災からの貧困に苦しみ、やむなく窃盗団の運転手として悪事に手を染める青年・和正。彼が悪の道に流されてしまったのは、家族を助けたいという思いから。高橋は寂しげな瞳から和正の痛みをしっかりと示しつつ、犬の多聞と出会ったことで光を見つける和正の一途さを体現。どうにもできないことに直面する人生において、切実に生きる姿をスクリーンに刻み込んだ。
どんな役を演じていても目が離せなくなるようなチャーミング性がにじみ出てくるのが、高橋の役者としての大きな魅力。本作でも、西野演じる美羽と過ごす中で、和正の温かみと愛らしい一面がたくさん見えてくるのだ。
また、チャレンジングな難役に挑んだ西野の熱演も見逃せない。大きな秘密を抱えて涙を流す美羽は、西野にとって新境地を開いた役柄。美羽の苦しみが胸に刺さり、彼女の表情がどう変化していくのか見届けたくなるなど、観客にとって忘れ難いキャラクターを生み出している。
放送情報【スカパー!】
少年と犬
放送日時:2025年11月22日(土)20:00~
チャンネル:WOWOWシネマ(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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