千尋役の中沢元紀に集まる熱い視線!朝ドラ「あんぱん」で河合優実、高橋文哉らが体現する若者たちの青春模様
俳優

「アンパンマン」の生みの親であるやなせたかしとその妻・暢をモデルにした夫婦の生き様を、今田美桜と北村匠海の共演で描く連続ドラマ小説第112作「あんぱん」。
序盤の名脇役として存在感を放った、嵩(北村)の育ての親である伯父・寛(竹野内豊)の"惜しまれる死"がいまだ余韻を残す中、6月2日放送の第46回では"ヤムおんちゃん"ことパン職人の草吉(阿部サダヲ)が朝田家を離れ、再び放浪の旅へ...。その理由となった壮絶な戦争体験に反響が集まるなど、物語はいよいよ激化する太平洋戦争パートへと突入した。

「アンパンマン」誕生にも大きな影響を与えた戦争を描く上で、見る者の心を揺さぶるのが若者たちの切ない青春模様。特に、朝田石材店で働く若き石工の原豪(細田佳央太)と、出征前に結婚の約束を交わしたのぶ(今田)の妹・蘭子(河合優実)との悲しい別離には反響の声も多数。怒りと悲しみを露わにした蘭子の心の叫びや残酷なほどに美しい回想は鮮烈で、"豪ちゃん"の直接的な死が描かれていないこともあり、復活の声がいまだ止まないほどだ。
戦争に引き裂かれたのは豪と蘭子のみならず、母校の教師となり子どもたち軍国教育を説くのぶと、芸術学校進学に伴い移り住んだ東京の地で"自由"を感じ取り、そのまま製薬会社に就職した嵩。戦争に対する考え方の違いから2人の間にも心の距離が生じていった。

やがてのぶは亡き父の縁で知り合った一等機関士の若松次郎(中島歩)と結婚。これにショックを受ける嵩だったが、さらに追い討ちをかけるように太平洋戦争の開戦によって徴兵の報せが届いた東京の親友・辛島健太郎(高橋文哉)とも引き離されることに。健太郎の作った少し辛いカレーを2人で食べる切ない別れは視聴者の心を揺さぶった。
放送情報
NHK連続テレビ小説「あんぱん」
2025年3月31日より毎週(月)〜(土)8:00〜NHK総合にて放送中
※土曜は1週間の振り返り
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