文学×写真集を叶えた庄司浩平が日頃から持ち続けている独特な着眼点
俳優
大ブレイク中の俳優・庄司浩平が10月28日に、自身2冊目となる写真集『だから、ぼくは』を発売した。
今回は、写真集へのこだわりを中心にインタビュー。
また写真集発売日の10月28日に26歳の誕生日を迎えたことにちなんで、25歳の1年、そしてこれからの1年についても話を聞いた。
――今回の写真集『だから、ぼくは』は「書き下ろした文章を元にテーマを設け、ストーリーとして落とし込み撮り下ろした、フェイクドキュメンタリー的な一冊」と紹介されていますね
「そんなに文字の分量は多くないのですが、文学×写真集みたいなところを目指して作りました。文章を書くのは、苦じゃないタイプなんですけど、4年くらい前、別に仕事にならないくらいの頃から何かしらの文章は書くようにしていました。個人的に鬱屈とした時期の方が筆が進むので、逆に今はあんまり進んではいないのですが...」
――コンセプトはどのように決まったのでしょうか?
「最初セカンド写真集を作りましょうという話が出たときに、読み物としておもしろいものにしたいと思ったんです。それは、自分のファースト写真集も含めて、写真集って性質的に2回目を手に取る日って、なかなか来ないんじゃないかな、1回読んだら満足しちゃって永遠に背表紙が見えてる状態になっちゃうんじゃないかなと思って。作り手としては、カバーを外したところにもいろんな仕掛けをしているわけだけど、1回目でそのこだわりも味わい切っちゃう可能性があるなと感じていたんです。
なので、読み物として何回か手に取りたくなる、それは週に1回は読んでくれよって話じゃなくて、1年後とか3年後とかでもいいから、そういった時に印象が違って見えた方がおもしろいんじゃないかな、そう思ってもらえるように文字を入れてみようと思いました。こういうテーマでやるんだったら、写真集のサイズもこのサイズ感で、写真はこの順番の方がいいなというのは徐々に決めていきましたね」
作品情報
庄司浩平写真集「だから、ぼくは」
(KADOKAWA)
2025年10月28日(火)より発売中
詳しくは
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