"1分間で最強を決める"という斬新なコンセプトのもと、プロアマを問わず、公開オーディションで選ばれた出場者が1分1ラウンドのルールで強さを競う人気格闘技イベント・ブレイキングダウン。格闘技や格闘家のイメージを「壊し続ける」という意味が込められたその名の通り、これまでの格闘技界の常識を壊し、熱烈な支持を受けて大きな盛り上がりを見せてきた。

大会全体のCEOを務めるのは、YouTuberとしても名を馳せている総合格闘家の朝倉未来。この年末には「RIZIN 師走の超強者祭り」でラジャブアリ・シェイドゥラエフのフェザー級タイトルマッチを控えている。

そんな彼の自伝「路上の伝説」に着想を得て生まれた"ブレイキングダウンの映画版"とされる作品が、12月6日(土)にＷＯＷＯＷシネマで放送される「BLUE FIGHT ～蒼き若者たちのブレイキングダウン～」(2025年)だ。エグゼクティブプロデューサーを務めた朝倉を筆頭に、監督を不良バトルアクション「クローズZERO」シリーズでも知られる鬼才・三池崇史、脚本を「金田一少年の事件簿」「神の雫」の原作者・樹林伸が務めるなど、製作スタッフも豪華布陣となっている。

キャスティングにあたっては2,000人規模の新人オーディションを敢行。その模様は朝倉のYouTubeチャンネルで連日配信され、多くの視聴者を魅了した。オーディションで選び抜かれた主演2人に加え、篠田麻里子や土屋アンナ、一ノ瀬ワタルのほか、金子ノブアキ、寺島進、高橋克典らベテランキャストも参戦。朝倉やブレイキングダウンでお馴染みの選手らも本人役で出演し、ネット界隈を賑わせる著名人もカメオ出演するなど随所にこだわりを感じさせる。

■「BLUE FIGHT ～蒼き若者たちのブレイキングダウン～」木下×吉澤のインタビューはこちら

物語の始まりは少年院。ここで出会って親友になったリョーマとイクトは、自分たちと同じように少年院の不良青年だったがプロ格闘家になった朝倉未来のスピーチに感銘を受け、いつか彼が代表を務めるブレイキングダウンに出場しようと約束を交わす。院を出た2人は、家族や仲間に見守られながら夢に向かって邁進。しかし、彼らの行く手に因縁のライバルが現れ、予期せぬ抗争に巻き込まれていく...。

ダブル主演に抜擢されたのは、映画初出演となった木下暖日と吉澤要人。木下は濡れ衣で少年院に送られてしまう硬派な男・矢倉往年(イクト)、吉澤は彼の影響で格闘家を目指すが過去に起こした事件で秘密を抱える赤井竜馬(リョーマ)に演じた。オーディションで出会ったライバルたちの思いも背負い、それぞれに情熱と若さを溢れさせる。