鈴木亮平の新鮮な表情も盛りだくさん!有村架純と抜群のコンビネーションで兄妹を演じた映画「花まんま」

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「花まんま」 (C)2025「花まんま」製作委員会 原作 朱川湊人 「花まんま」文春文庫 企画協力 文藝春秋
「花まんま」 (C)2025「花まんま」製作委員会 原作 朱川湊人 「花まんま」文春文庫 企画協力 文藝春秋

「西郷どん」(2018年)の西郷隆盛や「シティーハンター」(2024年)の冴羽獠、「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」シリーズの喜多見幸太など、どんな役も硬軟自在に演じ、出演作の途切れない俳優となった鈴木亮平。

視聴者から「この人が出ている作品なら間違いない」と期待と信頼を集めている俳優の筆頭とも言える鈴木だが、TBS・日曜劇場の主演3作品目となる来年1月期のドラマ「リブート」では、お人好しなパティシエと悪徳刑事という、善悪を行き来する一人二役にトライ。大胆な挑戦となる役どころで、ワクワクとドキドキを届けてくれそうだ。

そんな鈴木が主演を務め、有村架純と大阪の下町を生きる兄妹を演じたのが映画「花まんま」(2025年)だ。12月7日(日)にWOWOWシネマで放送される本作は、第133回直木賞を受賞した朱川湊人による短編集を、「そして、バトンは渡された」(2021年)や「九十歳。何がめでたい」(2024年)などコメディから感動作まで幅広い作風で知られるヒットメーカーの前田哲監督が映画化。映像化したいと出版社へ提案し続けた前田監督が、原作との出会いから17年越しで実現させた渾身作だ。

鈴木亮平が主演を務めた家族愛を描く人間ドラマ「花まんま」
鈴木亮平が主演を務めた家族愛を描く人間ドラマ「花まんま」

(C)2025「花まんま」製作委員会 原作 朱川湊人 「花まんま」文春文庫 企画協力 文藝春秋

大阪の下町で暮らす2人きりの兄妹・俊樹(鈴木)とフミ子(有村)。兄として妹のフミ子を守り続けてきた俊樹は、フミ子の結婚が決まり、やっと肩の荷が下りるはずだった。ところがここに来て遠い昔に封印したはずの、フミ子の"秘密"が蘇ってしまう。実はフミ子には幼少期から別の女性の記憶があり、フミ子が生まれた時に、若くして事件に巻き込まれて亡くなった女性の心が入り込んでいたのだ。

俊樹は、「何があっても妹を守らなあかん」という亡き父の言葉を心に誓い、独り手でフミ子を育ててきた妹想いの兄。働く工場のみんなにとっても"兄やん"のような俊樹は、温かなオーラがあふれだすようなキャラクターだ。働き詰めになりながら、まっすぐで優しい妹を育て上げたことが誇らしくて仕方がない俊樹は、フミ子が自分のもとから離れていくことが、実は寂しくてたまらない。

鈴木はその思いを隠しきれない俊樹の意固地な一面や、どこか頼りなく、情けない兄貴ぶりまでを体現。熱血漢でありつつ、どこかヘタレな俊樹は、ストイックで知的なイメージも強い鈴木の新鮮な表情を見られるキャラクターとも言えそう。大きな体に、大きな愛を携えた俊樹を、鈴木がチャーミングに演じきっている。

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放送情報

花まんま
放送日時:2025年12月7日(日)21:00~
チャンネル:WOWOWシネマ(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくは
こちら

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