2013年のドラフト会議で阪神タイガースに2位指名され、背番号 24を背負う若きホープとして将来を期待された横田慎太郎選手。2016年の開幕戦では一軍のスタメン選手に選ばれ、見事に初ヒット。順風満帆な野球人生が待っていると思われたその矢先に、21歳で脳腫瘍を発症し、引退を余儀なくされてしまった。
そんな横田選手の自著「奇跡のバックホーム」と、彼が2023年に28歳でその生涯を閉じるまで、家族と共に闘い続けた人生の軌跡を描いたノンフィクション「栄光のバックホーム」が、映画「栄光のバックホーム」として映像化される。
今回は11月28日(金)の公開に先駆けて、横田選手のライバルでもあり親友でもある先輩・北條史也選手を演じる俳優・前田拳太郎にインタビューを実施。本作にかける思いなどを聞いた。
――今回の映画は、横田慎太郎さんの自著「奇跡のバックホーム」と、母の目線で描く「栄光のバックホーム」の2冊が原作ですが、原作や脚本を読んだ時の感想を教えてください
「僕はこれまで野球についてはあまり詳しくなかったんです。だから今回この作品に携わって、初めて横田選手という存在を知り『どうして今まで知らなかったんだろう』『たくさんの人に届けないといけない』と思いました。僕は原作からすごく勇気をもらいましたし、横田選手とお母さんが本に込めた思いを少しでも多くの方に届けるために、僕も少しでも力になれればいいなという思いで作品に携わらせていただきました」

――元阪神タイガースの北條史也選手という実在の人物を演じられたことについては?
「最初は、実在する方を演じなければいけないことへのハードルの高さを感じました。北條選手のことをいろいろ調べて、最初は『北條選手に似せて喋ったりしようかな』などと考えたんですが、映画の中の登場人物だから、そうじゃないなと途中で気付いて。『栄光のバックホーム』という作品の中での北條選手を演じられたらいいなという思いで演じさせていただきましたし、監督もそういう風に言ってくださいました。野球ファンの方が映画をご覧になって『これは北條選手じゃない』と思う人もいらっしゃると思います。でも、僕は作品の中で生きる北條選手や、作品の中での北條選手の思いを大事にしながら演じました」
公開情報
幻冬舎フィルム 第一回作品
映画「栄光のバックホーム」
2025年11月28日(金)公開
製作総指揮 : 見城 徹 / 依田 巽
原作 : 「奇跡のバックホーム」横田慎太郎(幻冬舎文庫)
「栄光のバックホーム」中井由梨子(幻冬舎文庫)
脚本 : 中井由梨子
企画・監督・プロデュース : 秋山 純
出演:松谷鷹也 鈴木京香
高橋克典 前田拳太郎 伊原六花 山崎紘奈 草川拓弥
配給:ギャガ
制作:ジュン・秋山クリエイティブ
©2025「栄光のバックホーム」製作委員会
詳しくは
こちら








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