前田拳太郎、映画「栄光のバックホーム」へ抱く思いを語る「横田慎太郎選手とお母さんが本に込めた思いを少しでも多くの方に届けるために」
俳優

――最も印象に残っているシーンはありますか?
「実は、横田選手を演じた松谷鷹也さんは、この作品に4年前から取り組んでいて、横田選手ともお話したことがあったりと、ずっと準備されていたんです。そんな鷹也さんの役に対する熱量に負けないようにという気持ちで、ぶつかっていこうと思いながら演じていました。そんな中で撮影した、入院中の横田選手に北條選手が話しかけるシーンは、台本を読んだ時からどうやって演じようか悩んでいました。北條選手は先輩という立場で、横田選手の前ではいつも笑顔で、いい兄貴分なんですけど、そんな人から溢れ出てくる弱さを表現したいと思って、たくさん考えました。でも、実際の撮影で横田選手を演じる鷹也さんの声を聞いた時、素直にそのお芝居を受け取って"心のやりとり"のようなものを大事にしたいと思い、その場で演じました」

――タイトルの「栄光のバックホーム」にちなんで、ご自身の「栄光の瞬間」と言えるような思い出を教えてください
「中学生の時に夢だった『全国中学生空手道選手権大会』の団体形で優勝した時と、戦隊もののオーディションに受かった時ですかね。それがなければ僕は今の事務所のLDHにも入っていないと思います。受かったおかげで、こうして夢だった役者のお仕事をすることができているので、僕自身の栄光と言えるのではないかなと思いますね。この作品をたくさんの人に見ていただいて、感動が広がっていくとしたら、それもまた栄光ですし、この作品でまたいい景色が見られたらいいなと思います」

――今回の映画は、どのような方々に観ていただきたいですか?
「僕自身、役者としてこれからどうしていこうかと考えている時期の撮影で、すごく背中を押してもらって勇気付けてももらいました。自分の道がわからなくなって迷子になっている人や、自分の目標に向かって思うようにいっていない人にとって助けになる作品だと思うので、そういう方々に届くといいなと思いますね。なかでも10代の皆さんには、ぜひ観ていただきたいです。僕も部活などで悩む時が多くて、もし学生時代にこの映画と出会っていたら、もっといい結果を残せたのかもしれないと思うので、部活を頑張っている皆さんにも観てもらえたらうれしいです」
撮影・取材・文=中村実香
ヘアメイク=山口恵理子 スタイリスト=村井素良
<衣装>
ジャケット¥275,000(Kazuki Nagayama/STUDIO FABWORK03-6438-9575),パンツ¥42,900(Juha/info@juha_tokyo.com),ブーツ¥33,000(REPRODUCTION OF FOUND/EYEFOUND03-6434-7418)
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