当時22歳の妻夫木聡が温かな演技でつづった、犬と人間の温かな交流の物語!実話をもとにした映画「さよなら、クロ」

俳優

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(c)2003 シネカノン/電通/衛星劇場

かつて長野県の高校で実際にあった話をもとに、「アカシアの道」の松岡錠司監督が切ない恋物語も盛り込みながら、瑞々しい青春映画に仕上げた本作。学校のマスコットとして周囲から深く愛された野良犬・クロは、学校の職員名簿にも"番犬"として記載され、その死の際には学校葬が営まれたという。

そんな1匹の犬と人々との温かい交流をつづった感動作で、当時22歳の妻夫木が主人公の亮介をフレッシュに演じている。登校中に出会ったクロに思わず弁当を与えたり、学校の中でマスコット的な存在になったクロのことを可愛がったりと、優しい亮介の性格が、柔和な雰囲気の妻夫木にぴったりとハマる。また、亮介は高校生ながらに親友の死を経験したり、好きな人に想いを伝えられなくなったりと、さまざまな出来事と直面することになる。高校生の亮介の中に渦巻く計り知れないほどの悲しみや苦しみも、妻夫木は表情や声色でしっかりと表現。観ている者を切ない気持ちにさせる演技力はさすがだ。

その後、亮介たちも大人になり、もちろんクロも同じように年齢を重ねていく。獣医となった亮介はクロの病気や老いと向き合っていくこととなる...。犬と出会い、共に過ごして、時間を積み重ねる。そこには数え切れないほどの楽しさや幸せな瞬間はもちろん、時には悲しみや苦しみを伴う出来事もあるが、すべてひっくるめて愛おしいものだ。そんな温かな時間を映像に映し出した感動作を、若手時代の妻夫木の演技と共に、見届けてほしい。

文=HOMINIS編集部

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放送情報

さよなら、クロ
放送日時:2025年12月3日(水)11:40~
チャンネル:WOWOWシネマ(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

出演:妻夫木聡 伊藤歩 新井浩文 金井勇太 佐藤隆太 田辺誠一 柄本明

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