冨田侑暉(龍宮城)、「セラピーゲーム」で演じた静真に重ねた"愛する勇気"――MAZZEL・NAOYAとの信頼で生まれた、実写BLドラマの"心の揺らぎ"

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冨田侑暉(龍宮城)
冨田侑暉(龍宮城)

――湊のどんなところが静真を惹きつけたのでしょうか?

「湊は、自分をすごく守っている人なんです。過去を明かさないし、仲良くなっても簡単には心を開かない。兄弟にさえ出さない部分もある。その湊の性格を知ったうえで、湊が静真へ自分の昔話をしてくれた時に『認めてもらえた』『安心してもらえた』存在になれたと感じた瞬間がありました。それが静真にとって大きかったと思います」

――思いが交錯するシーンでは、特に大切にしていたことは?

「原作の雰囲気をできるだけ再現したいという思いがありました。手を置く位置や、キスに至るまでの描写など、細部までこだわって演じさせていただきました。原作を何度も読み直し、『静真はこの瞬間、どんな気持ちで湊に触れているのか』を監督と話しました。湊がどういう気持ちで待っているかも大事だと思ったので、NAOYAとも何度も話し合いながら、大切に挑ませていただきました」

――監督からの演出や印象的なスタッフの方はいらっしゃいましたか?

「監督からは『まずは思うようにやってみて』という感じで自由にやらせていただきました。テストの段階で自分たちから『ここは原作を忠実に再現したい』など相談することもあったり、監督から細かい指示が入ることは少なく、のびのび演じさせていただける現場でした。現場はすごく楽しくて、皆さんが本当に家族のような存在で賑やかな現場でした。その中で印象的だったのは助監督さんで、にぎやかな方でした(笑)。毎朝、挨拶する度に『今日は絶対押さない!』と宣言してくれたり、撮影が夜になると一発芸をしたり、現場を楽しく引っ張ってくれて、本当に助けられました」

――撮影中、NAOYAさんとはどんな話をされていたんですか?

「基本的にずっと役の話をしていました。次のシーンの感情の確認や、キスシーンの時にお互いに『そっちどういう気持ちなの?』っていう話もよくしていて。プライベートな話よりも、作品のことをずっと考えていた印象です」

――昔からの友人として、印象の変化はありましたか?

「変わった部分もありますけど、いい意味で変わらない部分があって、NAOYAは昔から"魅せ方が上手くて"、自分が憧れていた部分でもあるんです。今回の撮影でも『顔の角度はこうした方がいいよ』とリードしてくれて、共演するにあたってより一層頼もしくて、演技に集中できました」

――今回の撮影で、俳優として学びや発見はありましたか?

「現場の雰囲気が自分のパフォーマンスにすごく影響するということを改めて感じました。ダークなシーンでは周りが話しかけずにそっとしてくれることでより集中できて、役に入り込めるとか。感情の作り方や、台本を覚える中での心の動かし方など、学びが多かったです。人としての深みも増した気がする時間でした」

――最後に、作品を楽しみにしているファンの皆さんへメッセージをお願いします

「原作が本当に素晴らしい作品なので、ぜひまず原作を読んでいただいてからドラマを観ていただきたいです。何度も観て、いろんな発見をしてもらえたらうれしいです」

文=HOMINIS編集部

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放送情報

セラピーゲーム
放送日時:2025年10月29日より放送中 ※毎週(木)00:59~放送
チャンネル:日本テレビ系
出演=冨田侑暉(龍宮城)、NAOYA(MAZZEL)
小島梨里杏 松本享恭 阿部顕嵐 濱正悟 高崎寿希也
宮澤美保 村岡希美 川瀬陽太 田中麗奈 ほか

詳しくは
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