完結編に期待高まる天海祐希主演のヒットシリーズ「緊急取調室」、キントリチームの歩みをプレイバック!

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「緊急取調室(2014)」(テレ朝チャンネル1)
「緊急取調室(2014)」(テレ朝チャンネル1)

2014年にスタートし、高い人気を誇る「緊急取調室」シリーズ。これまでに連ドラ版が第4シーズン、スペシャルドラマ版が2作品の計6作品が放送されてきた同シリーズは、2025年10月期に待望のSeason5が放送された。そして12月26日(金)公開の劇場版「緊急取調室 THE FINAL」でついに完結を迎える。

天海祐希が主演を務める同シリーズの原点である2014年の第1シーズン。刑事の真壁有希子(天海)は優れた交渉術を武器に、警視庁捜査一課SIT第3係の主任として活躍していた。しかし、バスジャック立てこもり事件で犯人の説得に失敗。全責任を負わされる形で異動を命じられた先が、重要案件の取り調べのために優秀な取調官を集めた専門チーム「緊急事案対応取調班」、通称"キントリ"だった。そこには昔から真壁と反りの合わない管理官・梶山勝利(田中哲司)を始め、菱本進(でんでん)、中田善次郎(大杉漣)、小石川春夫(小日向文世)ら、クセモノが揃っていた...。

キントリチームが結成された第1シーズンでは、チームの結束力が固くなっていく過程も見どころ。当初は何かと言い合い、張り合っていた真壁と菱本らベテラン刑事勢だったが、次第に互いの能力を認め合い、信頼関係が築き上げられていった。当初はキントリのことを良く思っていなかった捜査一課の刑事・渡辺鉄次(速水もこみち)と監物大二郎(鈴木浩介)の通称"モツナベコンビ"も、回を重ねるごとに協力体制に。モツナベコンビ含めてチームとなっていく。そんなところに、真壁が長年追っていた亡き夫・匡(眞島秀和)の死の真相への手がかりが舞い込んでくるのも、第1シーズンの重要なポイントだ。真壁の決めセリフ「マル裸にするわよ」やキントリチームの思わず力が抜けるような円陣も第1シーズンから登場している。

天海祐希と松下由樹のひりついた演技合戦が見もの!「緊急取調室~女ともだち~」
天海祐希と松下由樹のひりついた演技合戦が見もの!「緊急取調室~女ともだち~」

(C)テレビ朝日

2015年に放送されたドラマスペシャル「緊急取調室~女ともだち~」には、松下由樹と斉藤由貴がゲスト出演。恋人を殺害した罪で女子刑務所に6年も服役していた元美容師・矢島聖美(松下)が、ようやく出所した矢先、仮釈放からわずか3時間15分後に「人を殺した」と言って自首してくる。しかし、聖美の供述や現場の捜査結果から、キントリの一同は"今回の犯行は聖美には不可能ではないか"と疑念を抱く。捜査を進める中、報道番組のキャスター・三沢早苗(斉藤由貴)と聖美の意外な繋がりも浮かび上がり、事件の真相も明らかになっていく...。

"女ともだち"というタイトル通り、聖美と早苗の関係性が事件の鍵となる本作。幾重にも重なった背景の中に隠された事件の真相を、キントリチームが華麗に暴いていく。ラストに繰り広げられる真壁と聖美の対決シーンでは、天海と松下の緊迫感溢れる演技合戦に思わず息を呑んでしまう。

■シーズンを重ねる度に固くなる"キントリチーム"の結束力が熱い!

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