明治時代の松江を舞台に、没落士族の娘・小泉セツと、その夫で作家の小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)をモデルにした夫婦の波瀾万丈な人生を描く連続テレビ小説「ばけばけ」。
没落士族の娘として貧しくもたくましく生きる主人公・トキ(高石あかり※「高」は正しくは「はしごだか」)が、英語教師として来日したヘブン(トミー・バストウ)の女中として働く日々が続く中、第12週「カイダン、ネガイマス。」では、怪談好きという共通点を通じて2人の距離が急接近。夫婦になる日も近いのではと盛り上がりを見せている。
2人の関係性が変化していく中、見え方が変わってくるのが、年末の「第76回NHK紅白歌合戦」への初出場が決まり注目を集めるハンバート ハンバートの書き下ろし主題歌「笑ったり転んだり」が流れるオープニングだ。
音楽活動だけでなく私生活もパートナーであるハンバート ハンバートの2人が奏でる温かみのあるハーモニーと共に、川島小鳥が松江各所で撮影したトキとヘブンの仲睦まじい様子を切り取った写真が次々と映し出されていく。
第11週「ガンバレ、オジョウサマ。」で、リヨ(北香那)の求婚を受けたヘブンの口から語られた、心を閉ざすきっかけとなったマーサ(ミーシャ・ブルックス)との悲しい結婚生活など、共に辛く苦しい過去を乗り越えてきた2人。時には気まずくなりながらも、"怪談"を通じてグッと距離が近づいてきた今、改めてオープニングを見ると、写真に映る笑顔はより一層愛おしく感じられる。









