そんな主題歌の歌詞の一節がタイトルとなったのが第13週「サンポ、シマショウカ。」だ。
夜な夜なヘブンに怪談を語る日々に幸せを感じる一方、怪談を題材とした滞在記を書き終えたら日本を去ってしまうのでは...と一抹の不安を覚えるトキ。そんな中、4年前に別れた元夫の銀二郎(寛一郎)や、ヘブンが来日以来ずっと写真を飾っているアメリカ時代の同僚イライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)が松江を訪問。思い出の場所で"ランデブー"をするトキと銀二郎、そしてヘブンとイライザ、そこに錦織(吉沢亮)も交え、複雑な感情が行き交う人間関係が展開した。
偶然5人が顔を合わせた大亀像にまつわる怪談を語るトキと楽しそうに聞くヘブン。自分たちだけの世界に入り込む様子を見て敵わないことを悟った銀二郎、イライザから背中を押された2人は、互いが大切な存在であることを確信。「サンポ、シマショウカ。」というタイトルに収束するラストのやり取りによって、ついに結ばれることになる2人の関係が温かく描かれた。
「紅白」出演決定後に公開されたMVも、アニメで描かれた温かみのある世界観が反響を集めているハンバート ハンバート。「笑ったり転んだり」というタイトルがぴったりの人情味溢れる物語をそっと包み込む楽曲の世界観を、「紅白」の舞台でも作り上げてくれることだろう。
文=HOMINS編集部









