(C)四ツ原フリコ/ソルマーレ編集部 (C)TBSスパークル/TBS
多部演じるメイの仕事へのまっすぐさと、その反面で家事や恋、そして母親との関わり方になるとどうにも不器用な性格、しかし負けず嫌いで何事にもひたむきに向き合う姿が共感を呼んだ本作。大森が演じているのは、メイの家で家事代行サービスをすることになる家政夫のナギサさんだ。
大森といえば、硬派なルックスで刑事役やアウトローな役柄もハマる俳優だが、ナギサさんは正反対とも言える役柄。いつでも穏やかな表情で、包み込んでくるような朗らかで懐の広い性格のナギサさんを、ナチュラルに好演している。誰に対しても低姿勢で丁寧な態度で接するが、自身の家事スキルには自信を持っており、メイや唯に褒められた時には得意げな顔になったり、メイ家を訪れた母が部屋を見て「70点!」と言った時には信じられないと言うような顔で驚き、「すみません、70点と思われてしまいました...」と落ち込んだ様子を見せたり。真面目ながらも表情豊かなナギサさんを、ポップに演じている。
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一方で、メイが仕事で壁にぶつかり、思い悩んだ時には、彼女のほしい言葉をそっと投げかけ、親身なアドバイスをする。家事だけではなく、心にまで寄り添ってくれるナギサさんだからこそ、メイも次第に心を開いていくのだ。
時にコミカルに、時には真剣なまなざしで交わされる多部と大森の掛け合いも見どころの本作。多部が演じる何事にもまっすぐでひたむきなメイと、大森が演じた親近感と包容力に溢れるナギサさんが魅力的だ。
文=HOMINIS編集部









