多部未華子がコメディエンヌとしての実力を発揮!「わたナギ」が視聴者の心をつかんだ理由

「私もナギサさんのような家政夫に来てほしい」という声が続出。大ヒットを記録した多部未華子主演のドラマ「私の家政夫ナギサさん」(2020年)がTBSチャンネル1で5月に放送される。多部は、映画『君に届け』(2010年)や主演ドラマ「これは経費で落ちません!」(2019年)など人気作に多数出演し、女優として多部ならではのポジションを獲得している。

そんな彼女が「私の家政夫ナギサさん」で演じている相原メイは製薬会社のMRとしてチームリーダーを任されることになるバリキャリ女子で、仕事はできるが、部屋は散らかり放題で恋愛にも不器用な28才。頑張りすぎるゆえにテンぱって、ときどき脳内パンク状態に陥るのだが、そんな主人公を演じる多部の困った顔や、不機嫌になる顔が超キュートだ。

「私の家政夫ナギサさん」に出演した多部未華子と大森南朋

(C)四ツ原フリコ/ソルマーレ編集部 (C)TBSスパークル/TBS

ロリータファッションで天然の刑事役を演じた初の連ドラ主演ドラマ「デカワンコ」(2011年)の頃からコミカルで表情豊かな演技が光っていたが、演技力と美しさに磨きをかけた"わたナギ"ではそんな多部未華子のコメディエンヌな魅力が炸裂。そしておじさん家政夫、ナギサ(大森南朋)が視聴者の心をギュッと掴んだ。このヒットドラマを再検証してみたい。

■第1話目から女子たちの心をわしづかみ?

(C)四ツ原フリコ/ソルマーレ編集部 (C)TBSスパークル/TBS

夜遅く仕事から帰ってきて、食事はコンビニのカップ麺とビール。家でも資料と格闘し、寝る場所もないほど散らかったメイの荒れた生活を心配した妹(趣里)が28才の誕生日プレゼントに送り込んだのが、スーパー家政夫のナギサさんだ。

「お、おじさん?」と驚くメイは自分の生活を他人に見られることに強い抵抗を覚えるものの、製薬会社のライバル、田所(瀬戸康史)に負け、自分のダメさに落ち込んでいたときにナギサさんの優しさに救われる。それは「あなたは本当に頑張っています」という言葉。メイの部屋を片付けながら、どんなに散らかっていても仕事の本だけは手が届くところに並べてあると気づいたナギサさんだからこそのエールだった。このシーンでは「こんなこと言われたい」と涙した女子が続出。ちなみに掃除中にTVの同じリモコンが5つ、同じブランドのリップスティックが10本出てきたのも"片付けられない女子あるある"の笑えるシーン。

人目を気にし、「やればできる」と頑張るメイをお母さんのように見守るナギサさんの視線は"人間は完璧じゃなくたっていいんだよ"と言っているようだ。何かと息苦しい時代の中、癒しと笑いを届けてくれた"わたナギ"は初回から視聴者の心をガッツリ掴んだ。

■恋愛偏差値が低いメイとナギサさんが愛おしくなる

(C)四ツ原フリコ/ソルマーレ編集部 (C)TBSスパークル/TBS

美人でファッションセンスも抜群なのに、母の教えのトラウマもあり仕事に邁進してきたメイは、男性に食事に誘われるだけでプチパニック。婚活に熱心な同僚の薫(高橋メアリージュン)にマッチングアプリをやるように勧められてしぶしぶ登録してみるものの、取引先の医師(宮尾俊太郎)に間違えて"LIKE"を送ってしまったことで食事に誘われたり、同じマンションの隣の部屋に住んでいる田所に好意を持たれてどうしたらいいかわからず、ナギサさんに相談する始末。会社仲間に結婚相手の理想を聞かれても「今の自分の生活を1ミリも変えなくていい人」と答えて、まわりにひかれてしまうこともある。

そして「お母さんになりたかった」と常々言っているナギサさんもまた、切ない過去のトラウマを吹っ切れないでいる愛すべき不器用なおじさん。たくさん傷ついて悔いてきたからこそ、恋愛や結婚を半ば諦めている。そんな2人がどんどん愛おしくなってくる。

多部の天然愛されオーラ全開の演技と、大森の包容力全開なのに空気のような存在感はまさにベストマッチと言えるだろう。

文=山本弘子

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放送情報

私の家政夫ナギサさん
放送日時:2021年5月29日(土)10:00~
私の家政夫ナギサさん 新婚おじキュン!特別編
放送日時:2021年5月30日(日)15:00~
チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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